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カテゴリ:本のはなしの巻
小児がんと闘った、7人の子どもたちのお話。
なんで、子どもにこんなひどい病気があるんでしょうね。 大人も辛いけれど、子どものがんも辛いです。 旅立ってしまった子どもも、治療によって元気になった子どももいるけれど 闘病を通していろんなことを学んだ、周りの人みんなに感謝している、 と言うのが共通しているところ。病気になったからこそ、分かることかもしれないけれど 病気にならなくても、大人になっていく過程でその想いをする時ってたくさんあるのに。 なにも、こんな病気に・・・・と思って何度も何度も涙が出ました。 精一杯生きた。家族でがんと闘った。 それが、作り事じゃない事実だから、胸を打たれます。 亡くなった子どもたちの思い出話じゃなく、がんを克服した子どもたちからの原稿もあり 小児がんは治る病気なんだ・・・と一筋の光が見えたりもしました。 今も小児がんと闘っている子どもたち、家族、そして医療従事者の皆さんに 心からエールを送りたくなる本でした。 最初の原稿は、西田英史くんのお母さんでした。 「では、また明日」というドラマとその原作で、西田英史くんのことを12年ほど前に知りました。 脳幹部グリオーマというすごい敵と戦い抜いた18歳の少年。 最期まであきらめず、書きつづけた日記の最後はいつも「では、また明日」の一言。 その日記が本になって、彼の強さと悔しさのにじむ日記に何度も泣いたけれど その西田英史くんのお母さんが手記を寄せていたのが、この本を読むきっかけでした。 最新医療がどんどん進んで、小児がんの根絶する日がきてほしいと切に思います・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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