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二代目のお嫁さんなり

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2008年07月07日
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カテゴリ:本のはなしの巻
リンクさせてもらってるばあチャルさんの真似をして、6月に読んだ本の感想をアップ。

●ラストレター/木藤亜也
「1リットルの涙」の原作者、木藤亜也さんがお友達に送った手紙です。
大好きなお友達と離れ養護学校へと編入してからも、書き続けた友達への手紙。
だんだん体が動かなくなっていくなかで、字はもう殴り書きみたいになってたけれど
お友達への優しさと思いやりにあふれた手紙の数々でした。
そこには、病気など関係なく、17歳の高校生の女の子がいて、寮生活はどんなだとか
こんな本を読んだとか、私が高校生だったころ、お友達とやりとりしていた手紙のようでした。
こんなにも書くことが好きで、言葉を紡ぎ続けた彼女が病と闘い続け、
そして若くして旅立ったことは本当に残念です。

●ヴィンテージ’07
直木賞作家5人が、ワインをテーマに書いた短編集。
伊集院静、江國香織、小池真理子、佐藤賢一、藤原伊織が参加している豪華版(笑)。
ワインは詳しくないけれど、ワインをキーワードに五人五様のお話で、すごく面白かった。
普段は、手にしない作家さんにも出会えて、何より急逝された藤原伊織さんの小説を
初めて読めたことと、そのお話がなかなかステキでちょっと感動した。
佐藤賢一さんも、王妃の離婚で挫折して以降、初めて読んだけれど、女性週刊誌のマンガみたいとか思いながらなかなか面白く読めました。
小池真理子さんの話は一番面白くて、なかなか手が出ない作家さんだったけど、これを機会に長編も読んでみようかな、なんて思っています。
江國香織さんは、「冷静と情熱のあいだ」の葵の物語の巧さに思わず唸ってしまっただけに、今回のお話はちょっと肩透かし。
伊集院氏の話は、やっぱりいいですねぇ。好きな作家さんというのは安心して読めてハズレがないようで、最近、読んでなかったけれど、また読みたいな、と。
今回の短編集はアタリ。こういうオムニバスみたいな本もいいですね。
シリーズ化してるようなので、また別の年代のものを読んでみたいと思ってます。

●LAST/石田衣良
石田衣良、東野圭吾、荻原浩、と、この三人ばっかりグルグル読んでる気もしますが
今回は石田衣良さん。イケメンインテリ集団とかで、テレビのクイズ番組に出てたりして驚きますが
テレビなんかに出ないで、いっぱいいっぱい小説書いてほしいなぁ、なんて思ってます。
もちろん、ある意味、イケメンインテリの一人、かとは思います(笑)
この人の多面性はねー、ホンットに驚きますね。
今回の話は短編集。いろんな人の「LAST」が記されてますが、暗い話ばっかり。
明るいLASTなんてなくて、借金苦でもう死ぬしかない、とか。
仕事を失って、もう住むところがなくてホームレスになった、とか。
誰かのLAST=死を目の当たりに見るはめになったり、とか。
そんなおっかない話ばっかり、いっぱい書いてあります。
が。どの話も、絵空事じゃなくて、身近にありそうなところがますます怖いんですね。
でも、石田衣良。話のつくりも設定もさすが、怖いけれど読みたい、けど怖い・・・・。
そんな本でした。

●永山則夫-聞こえなかった言葉-
えー、実は読んでません。途中までしか。書いた人の名前を控えないでしまったんだけど
犯罪を起こした少年たちと話をする、面接官やってる人が書いた本です。
自分が永山則夫に面接し、向き合ったら・・・・という実験的な本ですが、永山則夫の心の闇に迫るというか、そういうテーマの本です。
4人もの人を射殺する凶悪事件を起こす前に、小さな事件で補導されたり、サインはいっぱいあったのに、それを見逃してしまったのではないか、と。
この小さな事件の時に、永山少年ともっと深く向き合って話しをしたならば・・・
もし、自分が彼と面接をしていたら・・・・という架空の話。
読んでる途中で、結局、事件は起きてしまって、もう永山少年は死刑になっていて、
今さらながら、あの時に・・・なんて言ってもどうにもならないように思えて読めなくなりました。
母親の愛情不足、子どもを置いて家を出た事実、複雑な家庭環境、兄たちからの執拗な虐待。
家庭環境が、永山少年の性格をゆがませ、凶行に走らせた・・・ということかもしれないけれど
とにかく、彼の事件も彼の小説ももっと知らないと、この本を読んでも私には伝わらないと。
そう思って途中で読むのを止めてしまいました。
そして、この本を読んでる途中に秋葉原の、あの通り魔事件がおきました。
で、犯人の言った言葉が「母親が悪い」だったから、このタイミングにゾッとしました。
で、このバカタレな犯罪者たちには、母親となった今、いろいろ思うところもありますが
永山事件に関していえば、勉強不足すぎて、とてもこの本の続きは読めなかったので、
とりあえず、「死刑囚/永山則夫」から読んでます。







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最終更新日  2008年07月07日 18時53分13秒
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