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二代目のお嫁さんなり

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2009年04月08日
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カテゴリ:本のはなしの巻
レンタルコミックと地デジに夢中になってしまい(爆)
読書をさぼりがちだったのですが、3月はちょっと本を読みました。

1)でっちあげ~福岡「殺人教師」事件の真相

特定の子供に向かっての体罰、言葉の暴力など教師のいじめが発覚、親はその教師と徹底的に争うために学校に抗議し、さらに裁判へと発展します。
事件の概要だけ読むと、なんてひどい教師なんだ! ふざけるな! 子供が自殺しなくてよかった・・・・。いじめを黙って見過ごさず立ち上がった両親はすごい! と思うんですが、
こんなことが学校で本当にあったの? 教師のイジメが本当にあったの?という疑問点を掘り下げると、全く違う真実がそこにはありました。
いわゆるモンスターペアレンツに振り回された教育現場のノンフィクションです。
身に覚えのないことなのに、保護者からの抗議を丸々受け入れ謝罪した校長、取材をおざなりにして、保護者の言うことを鵜呑みにし、教師が子供に死ねと言った!というセンセーショナルな話題で世の中を過剰反応に巻き込んだマスコミ、こんな教師は許せない!と全国から賛同した弁護団総勢550人・・・いろんなことが積み重なって、すごい事件に発展したのですが、裁判になってみると、子供の親の言うことがどうも真実味がない・・・・ということになったようです。かといって、全てを退けるわけにはいかず、
冤罪であることを認めつつ学校責任も少し追及し、どうやらグレーゾーンで決着、かな。
被告となった先生本人が知らない間に、ものすごい事件になっていったという感じで、
ヒエエエエ~~!と言うのが、率直な感想でした。
まぁ、原告側からみたら全く違う言い分だと思うので、あくまで本を読んでの感想ですが。
真実を見落とし、対応を誤ると、大変なことになるというお手本ですね。
しかし、こんな事件が裁判員制度で当たったらシャレにならんよ・・・・。
どっちが真実のことを言ってるのか、どっちが正しいか。判断を誤ると人の人生が狂うわけだから、そういう意味からしても、怖い・・・というのが本音でした。


2)夢をかなえるゾウ

リンク先のおこた♪さんのところで読んで、テレビドラマ見て、
これは読みたいわ~~!と思って図書館で予約したら、73人待ち(驚)。
予約したことも忘れかけていた予約から4ヶ月後の3月中旬に、
ようやく入ったよメールがきました~~!
というわけで、念願の夢をかなえるゾウでございます。
関西弁を話す神様ガネーシャが、成功へのヒント課題を出して、主人公が
それをクリアしていくことで、夢への扉が開くお話し。
書いてあることは、ごくごく普通のこと。人を褒める、とか。腹八分目でごはんを食べる、とか。自分の長所を人に聞く、とか。この人が何をしてほしいか考える、とか。
そして、今できることをすぐにやる。
成功への秘訣、と思って構えて読むと、なーんだ・・・と肩透かしかもしれないけど、
言ってることはどれもこれも、大阪弁の神様だからウソっぽいけど(笑)
大人としての基本中の基本、自分を知る上での術、夢をかなえるための視点、
といったところかな。
つまるところ、やるかやらないか。そこに大きな違いがあるんだなぁ・・・と
妙にナットクした一冊でした。いや~~、なかなか面白かったです。
旦那ちゃんに読ませたい(爆)と思いましたっ!!!


3)明日の記憶/荻原浩

ついに手を出してしまった「明日の記憶」。映画にもなったから知られた作品なんですが
若年性アルツハイマーをテーマにした本です。
働き盛り、娘がまもなく結婚する50代の広告会社の宣伝部部長。
疲れてるのかな。最近、物忘れが激しくなってきたな。年かな。
・・・そんな症状から始まる病へのカウントダウン。
読んだら、絶対辛くなる・・・と思って、なかなか手を出せなかったのですが
そこはさすがの荻原浩。広告会社の軽さとクライアントの厚かましさを
うまく交えて、切ないながらも印象的な小説でした。
小説ということもあり、病状は急ピッチで進んでいくのだから、
読んでいてドキリとする場面も多々あるし、切なくてたまらない場面もあるけれど
暗くて哀しいお話、という括りでは終わらない素晴らしい作品でした。
バカみたいな展開に多少のホロリ感、だったり、背筋が凍りそうな恐ろしいミステリー、
どの本を読んでもハズレのない荻原さんの、今回はリアル感たっぷりの小説で、
荻原サンに恋するアラフォー世代、すっかりヤラレてしまいました。
重いテーマなので「面白かったよ~」とあっけらかんと言うのは気が引けるけれど
引き込まれてあっという間に読み終えて、ズッシリ読後感が残った感じです。


というわけで、今月は3冊。
実は山口瞳氏の「父の晩年」まで読もうと思っていたけど、
読む前に3月は終わってしまいました。
のんびり読んで、読み終わったらまた感想アップします。





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最終更新日  2009年04月08日 14時07分58秒
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