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カテゴリ:本のはなしの巻
相変わらず、石田衣良さんの「池袋ウェストゲートパークシリーズ」に
どっぷりとつかっているわけですが。 ネットワーク図書館で探してもらって、ようやく6冊目を読みました。 灰色のピーターパン 今回のシリーズは、マコトの活躍が光ってる。 シリーズが進むほどにいろいろ問題が複雑化していたけど、 今回は単純明快でマコトらしくて、ブレーンのみんなの活躍も光ってて ほんと、面白い物語ばかりでした。 こんなに池袋を愛しちゃってて、キレ者なのに、どうして女にモテないのかね。 なんて余計なお世話を思いつつ、楽しみました。 ヘヴン もう一冊は、とっても話題になっている、川上未映子さんの「ヘヴン」。 今年の本屋大賞の候補作だと聞いたので、読んでみました。 どんな話か全く予備知識のないままに読んだのですが、 中学生のいじめをテーマにした小説。 帯に書いてあった「僕とコジマの友情は永遠に続くはずだった。 もし、彼らが僕たちを放っておいてくれたなら」という一文をインプットして 読み始めたら、はぁぁ、いじめ問題か・・・と、かなり切なく辛くなってしまいました。 で、コジマが女の子だと分かったあたりで、その後の結末までのストーリーが もう、手にとるように想像できて、その通りになっていく確認作業というか。 結局、いじめる側にとって理由なんて何もなくてどうでもいいきっかけで 人間のクズだなって事を再認識したお話でした。 子どもといじめをテーマにした作品は辛いです。凹みます。 というわけで、このヘヴンを美容室でカラーしながら読んじゃって 何とも場違いな私なのでした。 マコトがいたら、こんないじめっ子はスカッとお仕置きされるのに。 なんて思うあたり、池袋~にやっぱりハマリすぎなのかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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