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カテゴリ:本のはなしの巻
もー、すっかり小路幸也さんにハマってます。
「ピースメーカー」 コレ、読んでる途中に、ツイッターで小路幸也さんがこの本のモデルになった お姉ちゃんのことをつぶやいてた・・・・。 で、つい「今、まさにピースメーカー読んでます」 ってつぶやいたら「ありがとうございます」ってお返事が来ました。 キャー!! とすっかりミーハー状態。 もちろん、小説は裏切りなしの青春小説。 敵対する運動部と文化部をつなぐピースメーカー的役割を担う放送部。 あちこち取材をしながら、トラブルシューターとしての力を発揮するお話。 優秀で伝説となった初代ピースメーカーの姉。 姉ちゃんほどの力はないけど、仲間とタッグを組んで学校の平和(笑)のために 奔走する弟とその仲間たち。 いくつかの短編で構成されていて、その活躍ぶりにホロリ、ニヤリ。 面白かったです。 そして念願の、やっと手元にやってきた「東京バンドワゴン」 【送料無料】東京バンドワゴン シリーズ化されていて人気がある本なのは分かってたけど、 これもまた・・・・。いいですねいいですねー。 東京バンドワゴン、という古本屋さんを舞台に、そこに暮らす4世帯の大家族のお話です。 店主の頑固で一本気のオットコ前な江戸っ子じーちゃん。 ロックンローラーの奔放息子とその奥さん。 さらにその子供家族たち・・・・全員でえーと何人で暮らしてるんだっけ?? お話を進めるのが、店主の奥さん。亡くなっているのにまだみんなの近くにいて ナレーターを務めています。 古きよき日本の家族がそのまま現代にいる感じ。そして粋。 トラブルや家族の問題をキチンと受け止め解決できるまで向き合う。 みんなが誰かを思いやって、厳しくも優しい家族のカタチ。 シリーズを読んでいくのが楽しみです。 さらに・・・・・そこへ届くのは僕たちの声。 タイトルのつけ方がいい。この人、広告会社に在籍されていたらしく 絶対、デザイナーじゃなくライターだったな・・・!と確信してます。 言葉の響きや使い方が私のツボ・・・同じ匂いがします(笑) これは子供たちの特殊なチカラで人々を救う、SFチックな物語。 読み終わった後に、胸の奥の方が何だかチラチラと疼くのは 私が大人になった証拠だろうなぁ、と。 子供の可能性と勇気を大人の立場から見るようになったからだろうなぁ、と。 これが、子供だったら共感して共鳴して必死に応援する立場だったかも。 どの本を読んでもちっとも飽きない・・・・。 ホント、ドストライクではまってます。 ハタチそこそこの頃は、難しい話ばかりを選んで読んで気取ってたけど (三島を持ち歩くのがカッコイイ、太宰を読んで暗いオーラをまとうとか) そういうベースの先に、現代小説の面白さを発見できてるんだと思ったりしてます。 なーんて、最後はちょっと文学少女気取ってみたりして~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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