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カテゴリ:本のはなしの巻
【第151回直木賞ノミネート作品】本屋さんのダイアナ [ 柚木麻子 ] SOSの猿 [ 伊坂幸太郎 ] ナモナキラクエン [ 小路幸也 ] 3月のライオン 10 ジェッツコミックス / 羽海野チカ ウミノチカ 【コミック】 1月に読んだのは、先に紹介した「その手をにぎりたい」を含むみ、これ。 「本屋さんのダイアナ」は大穴(ダイアナ)と名づけられた本が大好きな女の子と その子と深い絆で結ばれながらもささいなことで離れてしまった親友、彩子の物語。 本が好きということ以外、正反対の生活環境にいる二人だけれど 本が好きということだけで充分、そういう友達って大事。と思う本でした。 「SOSの猿」はなぜか今年最初の一冊に。 伊坂作品は2冊目だけど、相変わらず難解部分が多いし、なぜここに? というファンタジーというより妄想状態も多くて、考えつつの読書の時間。 それでも、途中から後半に向かうにつれて一気に面白さが加速して、いろんなことが府に落ちる この快感が、伊坂ワールドなのかも、などと思ってます。 面白かった! 「ナモナキラクエン」は、珍しくしゅんぼーが先に読み「面白かった」と言った小路幸也作品。 母親が全て違う4人の兄弟妹。それぞれの母はすでに家から出て、子供たちは父と暮らす日々。 山、紫、水、明と名づけられた向井家の子供たちは、優しくてたくましくて 生きることにキチンと向き合って、なんともあたたかく強い心の持ち主ばかり。 父が急逝し、それぞれがそれぞれの母に会いに行く旅の物語なのですが 愛する人と出会い、そばにいることの幸福をひしひしと感じる1冊でした。 長男、山(サン)が最後に知らされる家族の秘密には何となくの予感があって 小路幸也ならこうくるか!と思ったところでもあり、だいぶコアなファンになってきたかも、 と自画自賛したりしてます(笑) 「3月のライオン」は、ハマりにハマっているコミック。10巻がついに出ました。 家族を失い、父の友人であるプロ棋士の幸田家で育てられた桐山君。 相手のことを想うあまりに、一人で生きることを選択したはずなんだけど その周りにはあたたかくてあたたかくて桐山君を大好きな人が たくさんいて、ほんとに毎回泣いてしまうエピソードばかり。 15歳でプロ棋士となった桐山君の孤独、生活、彼をとりまく人々。 10巻は、いつも静かな桐山君が男・桐山を発動(笑)のビックリエピソード。 いやぁ、面白かった。ほんと大好き。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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