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二代目のお嫁さんなり

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2015年09月09日
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カテゴリ:本のはなしの巻

ヒア・カムズ・ザ・サン [ 小路幸也 ]



ヒア・カムズ・ザ・サン [ 有川浩 ]



あと少し、もう少し [ 瀬尾まいこ ]



メタモルフォシス [ 羽田圭介 ]


なんだか月に1回くらいしか書けなくなってる気が・・・。
いかんいかん。でも秋は子供たちの大会続きでバタバタしてるので、まぁもう少し、という感じです。

で、本は何となく読んでます。8月は上記の4冊。

東京バンドワゴンシリーズの最新作をついに読みました。
いやぁ、今回も古本屋東京バンドワゴンをとりまくさまざまな出来事。
どのお話も胸がクゥッと熱くなるようなステキなお話でした。
我南人のバンドと藤島さんの会社の話を読みながら、藤島クンの会社を辞めたらいいじゃん。
我南人だったら個人レーベルでも全然オッケーじゃん。そしたら解決じゃん。
と思ったら、まさにその通りの展開になり、小路氏を益々好きになったりしました。
でもこれって完全に、タイマーズの話だよね?と思うと、小路氏と同じようなバックボーンだよなぁ、と
すごい親近感がわいたりして。愛と音楽と本にあふれた1冊はやっぱり素晴らしかったです。


で、次に読んだのが有川浩さんの「ヒア・カムズ・ザ・サン」。
そう、東京バンドワゴンの今作と奇しくも同じタイトルでびっくり。
出版社で働く真也。同僚のカオル。そのカオルのお父さんの話・・・なんだけれど
この3つをキーワードに全く異なる二つのお話が収録されています。
最初のお話では同僚だったカオルが、次のお話では恋人になっていて、
あれ、その先の物語か?と思ったら、同じ登場人物による全く違う物語。
この構成には驚いたけど、実は同じキーワードによる有川さんと劇団キャラメルボックスが
それぞれに紡いだ物語だったと知り、ナルホドと納得。
親からの愛情というのが大きなテーマ、でもその親なかなか曲者で
カオルとシナリオライターとして世界で活躍する父との確執、
その奥にある深い深い愛情が、どちらの物語にもこれでもかというほど描かれています。
いやぁ、泣けた。やっぱり有川さんの話は泣ける。読んでよかった。


そして、世界陸上が開催されている頃に読んだ瀬尾まいこさんの「あと少し、もう少し」。
中学生の駅伝大会の話なんだけど、これがものすごく新鮮で面白かった。
タスキをつなぐ6人の子供たち、それぞれの物語。陸上部だけでは人数が足りなくて
足の速い子たちをスカウトして作る、中学の駅伝チーム。
指導者の先生が異動してしまい、陸上部の顧問になったのは陸上のりの字も知らないような
若くてヤル気もあるんだかないんだか。。。の美術教師。
どうしていいのか分からないまま、駅伝練習が始まり、先生もいろんなところで影ながら
とてもいい形で子供たちと関わっていく意外性がなかなか面白かった。
キャプテン桝井君の奮闘ぶり、そこに集ったあと5人のメンバー。
一人ひとりの環境や想いがタスキがつながれるように物語としてバトンタッチしていく
青春そのもの、もうね、いろいろ思い出して胸が熱くなる一冊でした。
実は高校の陸上部で一緒にマネージャーやってた友達が、絶対に面白いから!と
薦めてくれた本で、ほんとにすっかり魅了されました。


最後に読んだのは「もう一人の」芥川賞作家、羽田圭介氏の本。
世の中はピース又吉センセーの話題で盛上がってますが、羽田氏の本をついつい・・・の私。
で、この本は感想などアップしちゃいけません。
というか、大きな声で読んだと言ってもいいものか・・・という本です。
SMの奴隷と女王様のお話でした(あ、ざっくりはっきり書いちゃった)。
知らない世界で新鮮ではあったものの、アブノーマルすぎて奴隷の気持ちも女王様の気持ちも
全く理解できず、縁のない世界のまま、それでも物語としては秀逸で読みきってしまいました。
いやぁ、純文学ジャンルでここまで書ききっちゃっていいのかとは思うけれど
奴隷男子(と言うのか?)の視線と思考、その先には何があるのか・・・・という想いは
読んでいて引き込まれるものがありました。やはり、この羽田氏って天才なんだろうなぁ。
と思った一冊でした。
でも、純文学のジャンルにいる人ってこういう怪しい世界を深く書きつくすところあるよね・・・
などとも思っています。

というわけで8月は4冊。
ほのぼのと東京バンドワゴンからスタートしたのに、最後にまさかの変態テーマの純文学(笑)で終了とは。
いやぁ、読書の時間は何があるかわからない。

で、9月は三浦しをんさんの小暮荘物語からスタートして、またほのぼの路線に戻ってます。





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最終更新日  2015年09月09日 22時35分30秒
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