フツウのコト
「ありがとう。」「また、明日ね。」「うん。」ココロが 微笑んでいる小学生だった頃 初恋の相手と 毎日のように交わしたフレーズ数十年後 殺伐とした 毎日という時間に追われながら大事なものは 次第に どこかへと 消えてしまう大人になって 覚えたことは 無意味な事が ほとんどで子供の頃 ならったことのほうが 大事だったりする本質は 簡単。 単純で みやすい。そんな フツウのコトが 一番大事だったりする「ありがとう。」「ごめんなさい。」素直なココロで 言えてたなら あの日 私は 大切なものを 失わなかっただろうお金で 贅沢して 満たして 自分をごまかしてでも、それだけで。。お金で培った付き合いは 微塵に砕けた君といた あの頃は 何も無かったけど幸せだったね失ってはじめてフツウノコトが みえてくるフツウのコトが 一番大事フツウノコトが 一番難しいフツウに ひとを 愛してフツウに 生きて何にも無い ココロは カラカラと音さえたてず今日も乾いた空気のように浮遊する湿った雫は 今日も 消えていく時間とともに