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カテゴリ:舞台
東京宝塚劇場にて、月組公演「Me and My Girl」を見てきました。マイフェアレディの男性版ミュージカルと言ったところでしょうか。
ウイリアム征服王から続く由緒あるヘアフォード伯爵家は、当主亡き後、遺言状による相続人として、なき当主の若き日の身分違いの恋で生まれた落とし子を探していましたが、ついに探し当てます。ところが、彼、ウィリアムはロンドンの下町ランベスに育ち、スリが特技という、とうてい貴族社会になじめそうもない青年でした。話し方からしてやたら韻を踏む(日本語役の台詞ではだじゃれ)コクニーなまり丸出し。亡き当主の妹マリアはそんな彼も血筋だから教育によって立派な当主になれるはず、と厳しく教育しようとします。遺言状ではウィリアムが伯爵家にふさわしい人であり、ふさわしい女性と結婚する場合に限り跡を継ぐ、さもなければ年金をもらって隠居するべしとあるのです。けれども、ウィリアムがこの人しかいない、と考えている恋人サリーは魚市場で働く、やはりランベスの庶民で、とても貴族社会でやっていけそうもありませんでした。サリーは身を引こうとします… 主役ウィリアムの瀬奈じゅんさん、サリー役彩乃かなみさん、周囲を固める人たち、コーラスがそろって歌が上手な実力派で、月組のチケットの売れ行きがよいのに納得しました。友人が歌がうまくなったと言っていた瀬奈じゅんさんは、そのとおりで、コミカルな役をあぶなげなく達者に演じて大活躍。彩乃かなみさんがこの講演で退団してしまうのがとても残念です。 宝塚歌劇団公式サイト Me and My Girl お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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