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テーマ:最近観た映画。(39925)
カテゴリ:映画・テレビ
すっかりご挨拶が遅くなってしまいましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様にとって佳き年でありますようお祈り申し上げます。 お正月にシネカノン有楽町2丁目にて『ヤング@ハート」を見ました。 平均年齢80歳のロックンロールコーラスグループが年1回開くコンサートまでの数週間を追ったドキュメンタリーです。 以前TBSラジオ「ストリーム」の中の「コラムの花道(午時2時~)で米国在住映画評論家の町山智浩さんが推薦していたときから見たいと思っていました。 このグループは結成されてから25年以上、メンバーが入れ替わりながら、歌い続けています。もともとはシェークスピアが好きとか、クラシックやオペラが好き、という人たちですが、自分の世界を広げたい、みんなで作り上げるのが楽しい、という理由で歌っています。歌っているときは身体の痛みを忘れるという人もいます。 刑務所を訪問して歌ったときには、受刑者達が真から楽しそうで、でも、その朝メンバーのひとりがなくなったことを告げて彼のために歌ったときには、大男達がしんみりして涙を流す人さえいて、本当に悪いやつは刑務所にははいっていない、という言葉をふと思い出してしまいました。 コンサートのプログラムには新しい歌も何曲かあるのですが、すぐ覚えられる歌、覚えられる人もいれば、あきらめなくてはならないかと思うようなこともあり… それを努力で乗り越える姿には、いくつになってもあきらめずにやればできるんだと励まされました。 町山さんが、同じ歌詞でも若い人が歌うときと意味合いが違ってきて、もっと深くて本当のロック魂になると言っていましたが、本当になんとも味わいが深く、しかもパワフルで元気を与えてくれます。だからコンサートは完売、チケット買いたくても買えない人もいるのですね。 悲しい現実もあって、本番1週間前にふたりもメンバーが亡くなったのですが、彼らのためにも歌うといって、ステージに立つのです。 ヤング@ハート公式サイト 映画には出てきませんが、You Tubeで見かけた "I will survive" は、高齢者控除廃止や後期高齢者医療制度など、逆風にさらされている高齢者にエールを送っているように思えてしまいました。 余談ですが、映画館のハーブティー、何種類もあって、その場で選んでお湯を注いでもらうのですが、おいしかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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