運動会
昨日はのんびり息子の幼稚園の運動会でした。雨が降って中止になるかと思っていましたが、朝はカラッと秋晴れのすがすがしい朝でした。私のブログに遊びに来てくれるお友達も7日が運動会の幼稚園があったのでそのお友達の事も考えながら息子も今日だけは責めて勇姿が見れるよう朝から祈るばかりでした。先日総練習を見たときは、本当にリトミックに関してはもうお手上げ状態に近いものがあったので私としてはとにかく踊らなくてもいいから 癇癪おこさずにその場に立っていて欲しいと・・ただそれだけを祈っていましたよ。朝、息子と共に登園し 園庭の息子の席にたどり着いたとき 補助の先生がすでにスタンバツていてくれて朝一番 挨拶と共にこんな事を言われました。「お母さん(私の事)今日の00ちゃんの出場する虫さんの踊りの件だけど、もしも00ちゃんがその場にいられなくて踊れなくなってしまったときはどうしようかね。 私的には抱えて踊ってもいいんだけど どうしようか。」と・・・。私は「はい。先生のおっしゃる内容は重々承知しています。私は息子が嫌がるものをやらせたくないので 私が後で見守っていますからダメな場合は私が一緒に踊るかあるいはそれでも無理な場合は 退場します」と伝えました。それでOK と言う事だったので、とにかく今日の息子の様子を見守って行きましょうということでした。開会式も 本当は背が一番小さいので一番前ですが 補助の先生と一緒に一番後。でも愚図ることなく ちょっと気が反れたりして途中ヒヤヒヤしましたが何とか準備運動も出来たし、話も聞けましたよ。開会式が これだけ出来たんだもん きっと大丈夫。なんか凄く不思議だけど 今日の息子は頑張れる気がしました。保護者席からず~~~っと ハンドパワーを送って念を込めていたのが通じたのでしょうかね(爆)。玉入れも 補助の先生にさりげなく気を使ってもらいながら それでも補助いらないんじゃない??って思うくらい普通に出来ていたし、ますます 嬉しくなりました(*^_^*)。チラチラ私と旦那の顔ばかり遠くから見ているのが分かったので あ~ この子 分かっているんだな。パパとママが見ているから 頑張ってやってみよう!!って気持ちが出たのかもしれませんね。そして競争も ちゃーんと 走り 名前を呼ばれて弱々しい声でしたが(^^ゞ「はい!」と返事もして手を上げることが出来ました。競争は六人中 二番。 良くがんばってくれたと思います。補助の先生もさりげなくでもちゃーんと息子をフォローしてくれています。ありがたい。ありがたい。そしていよいよ終盤。問題の リトミック 虫のパーティです。うちの子だけ一人赤グループの中で 赤いてんとうむし。 他の子供は赤ちょうちょ。多分羽のビニールが手につくのがイヤだったんでしょう。先生 ナイスフォロー。(^^ゞ本当にドキドキでした。補助の先生も じっと遠目で見守ってくれています。私もさりげなくギリギリラインの席で 見守ります。途中、土いじりしちゃって 気がそれる部分も多々ありましたが・・・・。でも 自分の出番は ちゃんとこなし、皆で ケーキを作る所も参加でき、補助の先生のさりげない声掛けで 本当に普通に近い状態でリトミツクが進んで行きます。当然、他の子供さんたちだって気が散ったり 他の事してしまったり外れちゃう子もいる中で半テンポ リズムが遅れるものの 何とか普通に演技している息子の姿に 涙をこらえる事が出来ず 本当に このときばかりは 号泣 でした。そして最後の問題の 踊り。はい。 期待を裏切らず 踊りきりました。 補助の先生無しで。曲は「ドキドキ キッチン」の歌です。「ぴっかぴっかの空♪ ウキウキお日様 フライパンに一目ぼれ。洗濯物もご機嫌 メロンマロンおいしそう♪ 」と言う 以前 NHKの教育テレビで放映されていた 男の子と女の子の料理番組。ちゃんと振り付けも知っているんだよね。総練習の時は 先生が抱っこして泣きながら踊っていた息子。でも運動会本番は 補助なしで 一人で ちゃんと虫になりきって 踊っていたね。ママはそれだけで 充分 幸せです。去年 出来なかった事が 一つずつクリアーされて いつも本番だけに強い息子。踊った後 補助の先生が 息子に駆け寄り 一番に頭をなでてくれた姿が 嬉しくて 涙が止まりませんでした。そして補助の先生と 私と 二人で 泣きながら喜びました。普通に出来て多分当たり前であろう・・と言う事がなかなか出来ない息子。 運動会が始まるまで単語帳の絵カードを見せて息子に見通しを立てようとしてくれた担任の先生。上手に さりげなく息子に声掛けをしてくれて道を作ってくれた補助の先生。たくさんの先生に守られてこうして無事 運動会を終えることが出ました。できなかったことが 出来たと実感できた時、障害児の親になって最高に幸せと思える瞬間を感じる事が出来た 運動会でした。最高の一日でした。楽しい一日をありがとう。 がんばった息子に100点をあげたいと思います。