全米興行成績、ロブ・ゾンビ監督ホラーが衝撃的デビュー
サマーシーズンの終わりを告げるレイバーデイのため、金~月曜日の4日間の集計となった週末の全米映画興行成績は、ジョン・カーペンター監督の78年の傑作ホラー「ハロウィン」を、ロブ・ゾンビ監督が独自の感性でリメイクした話題作「Halloween」が、興収3101万ドル(約36億円)という驚きのハイスコアでみごと初登場1位に輝いた。これはレイバーデイの週末オープニング成績としては「トランスポーター2」の2010万ドルを大きく上回る歴代記録更新の快挙ともなった。デビュー作「マーダー・ライド・ショー」、2作目の「デビルズ・リジェクト~マーダー・ライド・ショー2~」と、いずれもホラーファンから好評を得ていたが、ミュージシャン出身ということもありハリウッドではあくまでも異端の存在だったロブ・ゾンビ監督だが、3作目にして早くも全米No.1を獲得し、もはや映画監督としてもハリウッドで確固とした地位を築いてしまったようだ。出演はマルコム・マクダウェル、タイラー・メイン、Scout Taylor-Compton。2週連続首位のジャド・アパトー製作コメディ「Superbad」は2位に後退したものの依然好調を持続し、1億ドルはおろか1億5000万ドルの可能性も出てきた。3位には、謎の卓球大会を舞台にしたロバート・ベン・ガラント監督のおバカコメディ「Balls of Fury」が初登場。主演はトニー賞俳優Dan Fogler、共演にクリストファー・ウォーケン。4位の「ボーン・アルティメイタム」はついに2億ドルを突破。そして8位には、「ソウ」のジェームズ・ワン監督が「狼よさらば」の原作ブライアン・ガーフィールド『Death Wish』を再映画化した「Death Sentence」が初登場ランクイン。理想の家庭を築いていた男は、目の前で暴漢たちに最愛の息子を殺され、抑えられない復讐心に衝き動かされていくが…。主演はケヴィン・ベーコン。速報順位は以下の通り。順位 タイトル 興収$ 累計$ 1. 「Halloween」 31.0M (31.0M) 2. 「Superbad」 15.6M (92.4M) 3. 「Balls of Fury」 14.3M (16.7M) 4. 「ボーン・アルティメイタム」 13.1M (202.6M) 5. 「ラッシュアワー3」 10.3M (122.2M) 6. 「Mr. Bean's Holiday」 8.1M (21.1M) 7. 「The Nanny Diaries」 6.3M (16.5M) 8. 「Death Sentence」 5.2M (5.2M) 9. 「ローグ アサシン」 5.1M (17.9M) 10. 「スターダスト」 3.9M (31.9M) 今週は、往年の名作西部劇「決断の3時10分」をラッセル・クロウ、クリスチャン・ベイル主演でリメイクした「3:10 to Yuma」、クライヴ・オーウェン、モニカ・ベルッチ、ポール・ジアマッティ共演のアクション「Shoot 'Em Up」が登場。