全米興行成績、N・ジョーダン監督&J・フォスター主演作が首位
週末の全米映画興行成績は、「クライング・ゲーム」のニール・ジョーダン監督と「羊たちの沈黙」のジョディ・フォスターの夢の顔合わせで贈るサスペンス・ドラマ「ブレイブ ワン」が、興収1347万ドル(約15億円)で初登場1位に輝いた。暴漢に襲われ婚約者を殺されたヒロインが、全てを奪った犯人に復讐を誓い夜の街を彷徨する…。共演はテレンス・ハワード。2位は前週首位のラッセル・クロウ&クリスチャン・ベイル共演西部劇「3:10 to Yuma」。批評家の絶賛ぶりからオスカーレースでも無視できない存在となってきた。そして3位にはビリー・ボブ・ソーントン主演コメディ「Mr. Woodcock」が初登場ランクイン。母親の突然の再婚の報せを受け故郷に戻った青年が、その結婚相手が、自分の高校時代を悪夢に変えた鬼体育教師ウッドコック氏と知り、結婚阻止に奔走する。共演はショーン・ウィリアム・スコットとスーザン・サランドン。もう一つの初登場作品「Dragon Wars: D-War」は、怪獣映画オタクの韓国人監督シム・ヒョンレが「怪獣大決戦 ヤンガリー」に続いて撮り上げた怪獣パニック・ムービー。アメリカでも映画オタクを中心に以前から話題を集めていた本作だが、「グエムル -漢江の怪物-」の成功や本国での大ヒットが後押しとなったのか、まさかの全米大規模公開で、とにもかくにも5位にランクインという快挙となった。確定順位は以下の通り。順位 タイトル 興収$ 累計$ 1. 「ブレイブ ワン」 13.4M (13.4M) 2. 「3:10 to Yuma」 8.9M (28.3M) 3. 「Mr. Woodcock」 8.7M (8.7M) 4. 「Superbad」 5.1M (111.2M) 5. 「Dragon Wars: D-War」 5.0M (5.0M) 6. 「Halloween」 4.8M (51.1M) 7. 「ボーン・アルティメイタム」 4.1M (216.1M) 8. 「Balls of Fury」 3.3M (28.8M) 9. 「ラッシュアワー3」 3.3M (133.1M) 10. 「Mr. Bean's Holiday」 2.7M (28.5M) 今週は、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演SFホラー・アクション第3弾「バイオハザード III」がいよいよ登場。ジェシカ・アルバのセクシー・ヒロインが話題のデイン・クック主演セックス・コメディ「Good Luck Chuck」、アマンダ・バインズ主演コメディ「Sydney White」も公開に。また、ヴィゴ・モーテンセン主演、デヴィッド・クローネンバーグ監督のサスペンス「Eastern Promises」は拡大公開でランク入りを狙う。