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カテゴリ:か行 男性
“忌中” 評価:★★★☆☆
短編集。全6話。 死んでも死に切れない。泣く泣く妻を殺め、女に狂い借金まみれの挙句に自殺した初老の男。若くして自殺したエキセントリックな叔父の後日談。事業失敗で一家心中をはかり、二人の子供を道連れにした夫婦。強姦殺人の憂き目にあった高校時代の女友達。救済でもなく逃避でもない、死者に捧ぐ鎮魂の短篇集。(BOOKデータベースより)←この本の内容は、私の貧困なボキャブラリーではなか×2説明できないので、今回はBOOKデータベースから引用しましたぁ。 よかった。特に「古墳の話」と表題作の「忌中」が。近年はTVなどで、不条理な死をよくみかける。そういった死を迎えた人たちのためへの、作者なりのレクイエムなのかもしれない。初めて読んだ車谷さんの作品だったんだけど、他の作品もちょっと読んでみたいかもと思った。
---雑記--------------------------------------- 今日は、綾辻行人先生の講演会に行ってきました。おもしろかった。話うまいし、わかりやすいし。そして、なんと、サプライズで有栖川有栖先生まで登場!!びっくりした。このサプライズも実は布石が打たれてて、講演会前にもらったパンフレットにちょっとした秘密が・・・。 実際パンフみないとわからないんだけど、要は、パンフに書かれた綾辻先生の著書名の一部がデザイン上隠れてて(また、隠れてること自体が全然不自然じゃなくて、単なるデザインにみえるところが小癪なんだよね(笑))、その隠れてる文字をひらがなにしてその頭文字を並べると、「るりすくがかあ」になって、これを並べ替えると・・・「ありすがくるか」→「有栖が来るか」となるのです。アナグラムか~。さすがミステリ作家の講演会とあって、しこみがしっかりしてると感心しました(笑) 綾辻先生の講演会で有栖川先生の話まで聞けるなんて、一挙両得!?超たのしかった~♪講演会って、先生の声とか人柄とか直に知れるし、いいね~はまりそう(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月06日 07時05分17秒
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