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本の足跡

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2006年12月30日
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カテゴリ:あ行 男性

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“毒猿 新宿鮫2”

評価:★★★★★

 

ミステリー長編。シリーズ第二弾!!

今回鮫島が追っているのは、台湾から潜入してきた人間凶器とも言えるヒットマン。この殺し屋は狙った獲物は確実に仕留める。獲物にじり×2と迫るヒットマン。その過程で、多くの犠牲者が出ている。鮫島は、この暴挙を止めることが出来るのか・・・!?

前回はかなりおもしろかったので、今回はどうかなぁ?と思ってたら・・・いい意味で予想外!!前回を凌ぐおもしろさ!!今回は主人公である鮫島がストーリーの中心ではなく、主な登場人物たちの状況が同時進行する。

息もつかせぬストーリー展開。切ないラスト。スリルとアクション。全ての要素が包括された最高傑作です。ページ数は結構あるのにそれを感じさせない。手に汗握る。

単なるアクションものとかじゃなく、深いんだよね~。殺伐とした警察組織の深層。これも、地方警察だとまた違うだろうし、警視庁のさらに新宿ってところが、物語として成り立つ大前提なのよねぇ。警察組織から疎まれ浮く鮫島の仕事に対する意識。独自の正義感。その他諸々、感じることが多くあるのです。映画化しても絶対おもしろいだろうな。

これ読んで決心が固まりました。鮫シリーズ全て読破します(笑)






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最終更新日  2006年12月30日 22時53分29秒
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