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テーマ:本日の1冊(3696)
カテゴリ:あ行 男性
“七つの棺” 評価:★★★★☆
連作ミステリー短編集。 古今東西の密室ミステリをうまくパロディにしてます。主人公は冴えない独身警部。一流大学を出て、キャリアコースをまっしぐら・・・のはずが、ミステリー好きゆえに、単純な犯罪にも密室トリックなどを持ち出し、事件をことごとく迷宮入りさせてきており、『迷警部』と揶揄されている。しかし、そんな陰口なんてなんのその、警部は今日もおおはりきりで事件現場に向かうのです!! 私は密室トリックものはあんまり好きではないんですけど、これはおもしろい♪何がおもしろいって、終始諧謔を弄してるとこ(笑)警部と部下との掛け合いが笑いを誘います(^ー^* ) テンポもいいしね。 主人公の馬鹿っぷりがなんとも言えない妙味となっております。周囲の意見など歯牙にもかけず、自意識過剰におのれの道を突っ走る!!しかし、いつも空回りで毎回事件は解決できず(笑)手柄は部下にとられてしまいすねているのです。 しかも、殺人事件にも関わらず、現場が密室だったりすると思わず『むふぅ』と嬉しい笑みがこぼれてしまう(笑)単細胞刑事、最高です(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月14日 08時13分47秒
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