|
テーマ:本日の1冊(3698)
カテゴリ:か行 女性
評価:★★★☆☆
連作ミステリー短編集。全7話。 主人公は短大生。彼女の日常で起こるちょっぴり不思議な出来事。その出来事を綴った手紙を、彼女は大好きな作家に送った。すると、思いがけないことに返事がきた。そこには、その不思議な事件の絵解きがなされていた!! う~ん。ミステリーというかほのぼの系。芥川賞作品にありがちな雰囲気っていうか。柔らかくて繊細で優しくて綺麗で・・・、陰と陽で言えば陽。以前読んだ『青空の卵』に似た味のお話です。 好きな人は好きなんだろうな。意見が分かれる作品だと思う。 私はどちらかというと、人間の光でなく影の部分にスポットをあてた作品や、妬み、嫉みなど、人間の負の感情が絡むものとかが好きで、さわやかな青春ものとか、ちょっと気取った恋愛ものとか(江国香織さんのエッセイとか、石田衣良さんの作品など)はどうも綺麗すぎる感じがして、好きじゃないんですよね。 だからこの作品はあんまり入り込めなかったかな~。でも、この人の長編、読んでみたいかも。それから加納さんを読み続けるかどうかを決めたいと思います(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月18日 11時46分34秒
[か行 女性] カテゴリの最新記事
|