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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:ノンフィクション
評価:★★★★★
この本は、『たかじんのそこまで言って委員会』という番組で取り上げられ、即日どこの書店でも完売が相次いだバカ売れ本です。私もようやく手に入れました。そして思いました。待った甲斐があったと!! 読後、目から鱗がぽろっぽろと落ちました!!(ρ_;) 平生「エコエコ」とおっしゃってるエコロジストのみなさん!!是非読んで下さい。あなたが環境にいいと思っていることが、実は業者の利権などの上になりたっており、さらには環境に悪いことだったりするかもしれません!! ペットボトルはリサイクルされて資源の節約になっている そう思っていませんか? いいえ。実はペットボトルのリサイクル率はたった6%。そのほとんどは焼却処理されてます。また、ペットボトルをリサイクルするには、焼却処理をする以上に資源が必要とされています。畢竟するに、ペットボトルはリサイクルなどせず、焼却処理したほうが、うんと環境のためになるのです。 にも関わらず、私たちはペットボトルのリサイクルが環境のためになると信じ(こまされ)、手間のかかる分別をし、リサイクル必要な仕組みを作るために大量の税金を使われているんです。なぜそんなウソがまかり通っているのか?そこには複雑な利権構造があるようです。(詳しく知りたい方は是非一読を!!) 地球温暖化により北極の氷が融けて海水面が上昇する そう思っていませんか? 中学校の理科の授業をよく思い出してください。アルキメデスの原理を。もっと敷衍して言えば、あなたがコップに氷を入れて満杯になるまで水を入れます。その氷が融けたとき、コップから水が溢れるでしょうか?溢れませんよね。それと同じ原理です。 では、大陸の上に出来ている南極の氷が融ければ海水面が上昇するのでは?・・・確かにその通りです。南極の氷が融ければ海水面は上昇するでしょう。しかし、地球温暖化により南極周辺の温度が上がると、実は海水面はわずかではあるが下がります。これは国連機関のIPCCの報告にあり、世界ではこれが当たり前。常識となっています。日本では世界の認識とは正反対のことが常識とされてしまった背景には官僚の怠慢がありました。(これについても詳しくは一読を!!) ここで疑問に思うのは、ではなぜ今海水面が上昇し、ツバルなどが沈没の危機にあるのか。それは地球温暖化による海水の膨張率と陸地の膨張率に差があるためです。 この他にも、レジ袋をなくすことは、実はさらなる資源の無駄遣いになることなど、私たちが環境にいいと信じて疑わないことが実は大きな誤謬であるということが、科学的に説明されてます。 この本は『買ってはいけない!!』のように、些細なことを大きくとりあげ、徒に恐怖心を煽るような、針小棒大本では決してなく、科学的根拠に基づいて、わかりやすく真実を教えてくれます。 いや~メディアを過信・・・いや、盲信することはいけないなとつくづく感じました。全てにおいて、疑ってものを見、それが本当に正しいのか見極める力が必要だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月11日 18時32分30秒
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