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本の足跡

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2007年05月30日
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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:ノンフィクション

産経が変えた風

“産経が変えた風”

評価:★★★★★

 

「朝日」と比べてください  ーーー  日本を危うくする論調に良識をもって立ち向かう産経新聞。文化大革命の実情をいち早く見抜き、北朝鮮による日本人拉致を初めて世に問う。わが国を代表するクオリティーペーパーが、時代の風を変える!(帯より)

産経新聞の社史というべき本。産経新聞が、どのような論調の歴史を歩んできたのか、時系列で書かれています。

産経新聞は、ややもすれば『右翼新聞だ』などと、的はずれの評価をされたりするが、そう評する人達は果たして産経新聞を読んだことがあるのだろうか?

実際に、私は毎日、読めば読むほど至極全うであり、客観報道がなされ、洞察が深く、もっとも日本を憂い、日本国民のことを考えているということがまざまざと思い知らされます。

産経新聞の功績というのは、枚挙に遑がない。どこよりも早く北朝鮮による拉致をスクープし、改憲論を唱え、朝日新聞を始めとする左翼勢力による様々な歴史捏造を論破してきたのは、紛れもなく、産経新聞社ただ一つである。また、特筆すべきは、産経新聞は誤報をしてしまったとき、それをごまかさず、きっちり謝罪をして、報道修正を即座に行って来た点(教科書記述大誤報事件の際)。

そして、日本にとってベストな選択と分かれば、自らの主張を軌道修正することにやぶさかではない点(日米安保の際)。朝日なぞは、明らかに時代の流れと矛盾しており形骸化した主張でさえも、決して変えようとはしない。くだらない意地を張って、国民の利益を大きく損ねていることも多い。

翻って、朝日新聞はどうだったか?文化大革命を礼賛し、共産国を夢の国であると報じ、北朝鮮の拉致は捏造だと日本を批判し、非武装中立などという、非現実的でなおかつ日本国民に他国に侵略されても座して死ねと言っているとしか考えられない主張を繰り広げていたのだ!!また、捏造や誤報をしても、後にそれを謝罪することなくスルー。万が一謝罪しても、言い訳や責任転嫁ばかり。誤謬を犯したときの対応も、産経とは真逆だ。

産経新聞と朝日新聞とを比較しながら読むとまたおもしろい。先日も、北朝鮮がミサイルを発射したことなども、案の定朝日は一切報じていない。

朝日新聞の曲論と産経新聞の正論。この構図が、比較して読むほど明確にみえてきます。

産経新聞の発行部数は、朝日新聞の4分の1程度。しかし、発行部数が多いほど、真のクオリティーペーパーから懸隔する。すなわち、質の高い新聞を理解するには、同時に質の高い読者が必要になってくる。質の高い読者というのはそう多くはない。ゆえに、真のクオリティーペーパーは発行部数が大衆紙より劣るのは当然であるのだ。むしろ、大衆紙と同じくらいの発行部数になるということは、読者が皆賢明になったのか、もしくは、新聞の質が下がっているということだ。

今日、日本はようやく正しい方向へ舵を取り始めている。その一翼を担ったのは産経新聞といっても過言ではないだろう。タイトル通り、産経が日本の風を変えたことは明白だ。

=== 136冊目 読了 ===






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最終更新日  2011年01月23日 10時34分57秒
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