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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:ノンフィクション
評価:★★★★☆
櫻井よしこさん、めちゃくちゃ好きなんです。容姿端麗・頭脳明晰。見目麗しいこともさることながら、常に冷静沈着で論理的。彼女が感情的になって大声張り上げたりしているところは、見たことないです。素敵すぎます(*^m^*) 届かないと知りつつも憧れずにはおられませぬ(@^_^)ゞ 閑話休題。 タイトル通り、日本が陥っている危機を多面的に取材してあります。全部で21項目。どの項目も、正鵠を射た指摘ばかりで刮目もの。 これを読んでいると、日本の政治家・官僚がいかに重要な問題をなおざりにしてきているか、またその結果甚大な損害を国民が被っているのかが、改めてわかります。それと同時に、私たち国民ももっと国政に関心を持って、受け身でなく、能動的であるべきだと痛感させられます。 櫻井さんの尊敬すべき素晴らしいところは、、彼女自身が取材先へきちんと足を運んで取材をされていることですね。某新聞の記者なんぞは記事捏造やら、裏付けもなしに情報を垂れ流していることを思うと、なおさらその地道な取材っぷりには頭が下がります。 そして、何より特筆すべき点は、丹念な取材っぷり。問題の表層だけを見てしかつめらしいことを書くのではなく、重層的な問題に深く切り込み、その深層にまで言及している。 ジャーナリストの鏡ですね。彼女の本を読めば読むほど、憧憬する気持ちが高まってしまいます(笑) それなのに★4つなのは、内容が10年近く前だから。(小泉元首相が、郵政大臣という肩書きで登場してたりします(笑))この手の本ってのはいかに旬であるかが重要で、リアルタイムで読むべきものだと思います。 とはいえ、現在でも隔世の感なく、十分通用するし、未だに問題である事象も多くありますので、今読んでもほとんど違和感はないです。 この本の続編『日本の危機2』も出ていて、購入済みです(*´▽`*)近々読みます。 === 142冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月29日 23時32分19秒
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