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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:あ行 男性
評価:★★★☆☆
長編。 --- 梗概 ------------- 夫はエンジニア。自分は小学校教諭。可愛い娘が一人あり。そんな、日々忙しくも平凡な生活を送る主人公。ところが、自分が勤める小学校の学芸会で、ひょんなことから裏社会のボスの命を救ってしまったから大変。それ以来、殺し屋に狙われ、警察からも無実の罪で指名手配される。こうして、いつ終わるかも分からない主人公の逃亡生活がスタートした!!彼女は元の生活を取り戻すことができるのか!? --------------------- 小さなきっかけから、坂道を転がるように滑り落ちていく主人公。すっかり悪スパイラルにはまってしまってます(´~`ヾ)あと一歩のところですれ違い、みたいな。なんとも隔靴掻痒の感。もどかしくって、物語なのに「そこでなんで誤解を解けないんだーー!!」とか思わずつっこんでみたり(笑) テンポがよくってどんどん読み進めてしまいます、手に汗握りながら(笑) でも、全体を通してイマイチなのはなぜ?おそらく、テーマが見えにくい(私の理解力不足か?(笑))のと、色んな事がいちいち私には違和感が。例えば、主人公の夫が浮気相手に本気になるところ。 一回ならわかるんだけど、あっちがダメだったら、今度はこっちに本気なんだ!!って言ってみたり。浮気は何度もあってもいいだろうけど(いやよくないか?(笑))、本気がそうころころ変わる男ってどうなんでしょ? また、その男の相手の女も、それまではそういったそぶり(描写)が一切なかったのに、急に「実はずっと彼を愛してました」とか言い出して・・・えーーー!!急に!?みたいな(笑) 他にも色々私には納得いかない展開(笑)天網恢々疎にして漏らさず。ってなもんで、やはり悪いやつ、不道徳者は最後には天罰を食らって欲しいと思う私には、悪者が幸せになったり、真面目な人間が不幸になったりするのはどうも得心がゆきません(´~`ヾ) あと、最後はすべて丸く収まりすぎるところが・・・。そんなに人間すぐに改心したりするもんか?人を許せたりするものか?ペシミストな私はいちいち文句をつけたくなってしまいました(笑) と、ま~文句を並べてきましたが、テンポのよさで読ませるのはさすが赤川次郎さんです。本を読む気があまり起きないときでさえも、さくさくっと読めていいですねーー♪ === 145冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月26日 16時28分12秒
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