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テーマ:本日の1冊(3698)
カテゴリ:あ行 男性
評価:★★★★☆
ミステリー長編。 --- 梗概 ------------- 『鬼面村の殺人』で見事事件を解決したフリーライター葉山虹子。今回彼女は、取材で猿島と呼ばれる孤島に来ていた。取材を終えて帰ろうとしたが、運悪く船の最終便に乗り遅れ、次の連絡船が来るまで一週間島に幽閉されることに。一方、主人公の黒星刑事も、脱獄犯を追って、たまたま猿島へやってきており、そこで虹子と感動の!?再会。そして、猿島に住んでいる唯一の人々、猿谷一家の家で、虹子共々お世話になることに。そこで起こった殺人事件。被害者は死に際に「猿にやられた・・・」とダイイングメッセージを残して亡くなった!!犯人は・・・猿!? --------------------- 黒星刑事とと竹田刑事のコンビも好きですが、それに負けず劣らず、黒星と虹子のコンビもおもしろい♪ 今回も、いつものごとく、古今東西様々なミステリー作品が根底にあります。例えば猿が犯人というと『モルグ街の殺人』だったり。他にもエラリー・クイーンやアガサ・クリスティなど、有名な作家作品の名前がそこかしこに出てきます♪ミステリファンには瞠目ものですねーー♪ 私はほとんど海外作品や国内の古いミステリーは知らないのでダメなんですが、それらを読んでいる方は「これはあの作品だ!!」とか分かってさらに楽しめるのかも(*´▽`*) それにしても、おもしろすぎます、黒星シリーズ。300ページちょっとあるんだけど、一時間ちょっとで読み終えてしまうほどさくさくっと読めます。だけど、トリックとかは決して手抜きじゃなくってすばらしいものです。 最後の最後までトリック及び犯人はわからない。一旦事件が解決されたと思いきや、もう一歩踏み込んだ真実が待ってるんです!!(>▽<)b 黒星刑事、毎回見事に推理を外しますねーー(笑)彼が白星を飾るのはいつになるやら・・・(笑) === 147冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月28日 18時07分09秒
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