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テーマ:本日の1冊(3696)
カテゴリ:あ行 男性
評価:★★★★☆
ミステリー長編。 --- 梗概 ------------- 双子の兄の妻が殺された。その妻には一億円の保険金。双子の兄弟が兄妻を殺した容疑が濃厚。だがしかし、兄弟には立派なアリバイが・・・。双子入れ替えトリックか!?しかし鉄壁のアリバイを崩すことができず・・・。悶々とする警察。そして、事件が迷宮入りしかけているとき、今度は双子の一人が首と手首を切断された状態で発見された!!もう一人は行方不明・・・。犯人は?トリックは?そして、事件の真相は・・・!? --------------------- うわーーー(*´ー`)やられたーーー!!最後の方でうすうす犯人はわかってきたけど、トリックは皆目検討つかず(笑)そして、そのトリックが明らかにされたとき・・・「そうだったのかーー!!」と思わず感嘆の声が漏れました。そして、その後の探偵の種明かしも・・・びっくりと同時に、さらに作品に味がでたような気がします。 アリスも火村も江神も一切でてきませんが、こういうのもいいですね。 本当は★満点なところなんですが、作風がいかんせん陰すぎる・・・。悪い意味でなく後味が悪いというか・・・。まっこれは好みの問題です。私はミステリは陰陽でいくと陽の方の作品が好きなので(殺人だらけのミステリに陽があるのか?という批判はさておいて(笑))。 それと、死斑の記述にいささか疑問が。以前何かで読んだとき、死斑っていうのはいくら細工をなしても犯行現場を偽ることはできないって書いてあって、それが少しひっかかりました。重箱の隅をつつくようで恐縮ですが(笑) ただ、こういった疑問も、私の場合常にケチつけてるわけじゃなく、この作品の場合なぜかひっかかってしまったっていう程度の問題なんですけどね(;^ω^A いまだに、やっぱり★満点にしようかな?と逡巡してます(笑) === 163冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年07月13日 06時49分43秒
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