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本の足跡

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2007年10月01日
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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:な行 男性

ジャージの二人

“ジャージの二人”

評価:★★★☆☆

 

長編。

--- 梗概 -------------

人生なんとなく手詰まり感。仕事を辞めて現在は小説家志望・・・なんて体のいい言い訳で、飾らず言えば単なる無職。仕事がダメでも暖かい家庭があれば・・・いいんだろうけど、妻は他の男と恋愛中。曖昧模糊とした感情がずっと心の中に燻り続けていてにっちもさっちもいかない僕。そんな折、父(今では僕の母じゃない女性の夫だけど)が軽井沢の山荘へ避暑に出かけると聞いた。僕は父と同道することに。避暑地で過ごす、父と僕とのゆる~い日々。

---------------------

・・・ほらね。やっぱりね。私には芥川賞受賞作家の作品は合わないんだって。分かってるのに毎度毎度宣伝文句につられて買っちゃうんだよなーーorz

んーー( ̄~ ̄;)巷では高評価の作品のようですが、文学作品を理解する能力が欠如した私にはどうにもこうにもわけわかめ?(笑)

ただひたすら(挫折しそうになりながらも己を叱咤激励し)読んで、どうにかこうにか読み終えた後は、「・・・で?」みたいな感じでした(笑)

私が思うに、文学作品って、最初から最後まできっちり区切られてるのではなくて、日常の一コマを切り取ったものって気がします。(ミステリーとかだと、起承転結がはっきりしてますよね?事件発生→推理→犯人指摘みたいに。)

だから明確に始まりや終わりがない。ストーリー展開にも大きな波とかはなくて、淡々と進んでいく。

ゆえに楽しむところというのは、オチではなくて、ストーリー中に散りばめられたセンテンスなんだろうと思うのです。文学の機微を解する人が読めば各ページの中に心を打つ文章がたくさん溢れているんだろうな~と思う・・・んですが!!私にはその力がないようで、おもしろいところがわからない・・・(;^ω^A

2X年生きてきて、とことん文学作品に向かないんだなと沸々と実感しております(笑)

いや~この本新品で買っただけに、楽しめなかったショックはデカいです。いっそ★2つにしてやろうかと思いましたが、私憤で評価を下げるのはいけねーー!!と克己心をフル稼働させて、純粋に本の内容のみを評価するよう努めました(^~^;)ゞ

でも、読むのが苦痛でつい斜め読みしたりとか、読み終えるのに日数がかかったりとか、そういうことがなかった点は、私の中では画期的なことかも。210ページちょっとの中にいくらかは胸がしびれる箇所もあったし。

うん。やっぱり★3つが妥当かな?(ほんのちょっぴり多数意見に日和った感も否めませんが(笑))

ほぅヽ(´~`;)ちょっと読むのに気力が要ったので、次は好きなジャンルを読もうと思います。

=== 173冊目 読了 ===

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最終更新日  2007年10月01日 16時30分27秒
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