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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:詩・歌
評価:★★★★★
詩集。 以前読んだ『教科書でおぼえた名詩』に載ってた『自分の感受性くらい』という詩に感銘を受けて、是非この方の他の詩も読んでみたいと思い、この詩集を買いました。この詩を再び読めたというだけで、もう★5つですね(笑) いや~、まず、装丁が美しいです。それに中身も素敵。紙の色合いが絶妙だし、挿絵もいい。そして、主眼である詩。これも素晴らしいものばかり。 私は抽象的な言い回しの詩はダメなんです。ランボーやヴェルレーヌ読んだこともありましたが、もう数行読んだだけでZzz・・・って感じでしたね(笑) そういうのもあって、どちらかというと直接的な言い方のものが好き。茨木さんはほとんど抽象的なものはなく、理解しやすくどの詩も素敵で、感服の至りでした。 最後になりましたが、私が最も好きだった詩、『自分の感受性くらい』の、特に好きだった箇所だけ紹介させていただきます。(横書きにならざるを得ないのがつらい・・・やはり縦書きの方が雰囲気が出る気がします(;^ω^A ) (略) 現代人にもぴったりの詩だと思います。育った環境や、時代や、年齢や・・・そんなもののせいにして腐ってるなっ!!って感じですね。なんだかんだご託並べて、言い訳して、そんな風に自己正当化はかってるようでは、ダメなんですね。そんなもの全部自分の匙加減でどうにでもなることなんだと思います。ん~耳が痛かったりしないでもない・・・(笑) === 196冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月27日 18時25分44秒
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