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テーマ:本日の1冊(3698)
カテゴリ:あ行 男性
評価:★★★☆☆
長編。 --- 梗概 ------------- 閑古鳥が鳴く探偵事務所を営む私の元へ、めずらしく同じ日に二件も依頼が舞い込んだ。一つは、一ヶ月前に失踪した大学教授の父を捜して欲しいという教授の娘からの依頼。もう一つは、動物園で仲良くなったカンガルーのマチルダの行方を捜して欲しいという少女からの依頼。失踪人依頼に奔走する中で、カンガルー事件が、教授失踪事件に深く関係していることに気が付いたが・・・これらの事件にはとてつもない裏があった!!そして、調査を進める探偵にふりかかった奇禍とは!? ---------------------- ミステリーだと思って読んでましたが、ミステリーじゃないです。 なんていうんだろう?んーーちょいと私にはジャンル分けが難しいです(;^ω^A ストーリー自体は★3つです。ただ、そこかしこに散在する笑いはもう★5つ!!(笑)我孫子さんの笑いのセンス、私にはかなりのツボです。一人クツクツ笑ってしまう(笑) 例えば、P42より。 「洋服の青山」の安売りで買ったスーツを引っぱり出して身に着け、折れ曲がったネクタイの皺を伸ばし伸ばし締めた。洗面所の鏡で確かめると、失業したてで職探しに奔走している四十男のように見えた。髪をとかし、ネクタイを結び直すと少しはましになった。契約が取れなくて転職を考えている三十九歳のセールスマン程度には見えないこともない。 ・・・ププッ(≧ω≦)こういうユーモアの感性、めっちゃ好きです♪ あと、P125より。 私の車はメーターが二回りはしていそうな中古だが、見た目からは想像もつかないほどよく走る。この時もたった五回セルを回しただけでエンジンがかかった。 (≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!ツボツボドツボ!?(笑)こういうセンスがたまんないっ!! ・・・ん?こうやって書いてると一体どんな本読んだんだって感じですね(笑)いや~ストーリーよりこういった細かい笑いに心を奪われましたねーーo(>▽<)o もちろんストーリーも悪くはなかったですよ。積極的なおもしろさはなかったですが(;^ω^A スピード感あったし、あっという間に読めちゃいましたっ(*^m^*) あと、キャラクターがまた濃いーー感じでよいです。特に二谷教授!!おもしろすぎるっ!!(笑)歩くお笑い兵器って感じです(#^.^#) === 198冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月30日 06時31分42秒
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