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本の足跡

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2007年11月18日
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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:あ行 男性

クラインの壺

“クラインの壺”

評価:★★★★☆

 

長編。

--- 梗概 -------------

上杉彰彦が書き上げたゲームの原作が、200万円で買ってもらえることになった。その会社が彰彦の原作を元に、今までになかったゲームを作るという。その驚天動地のゲームを完成させるために、彰彦はモニターになることにも同意した。そして、もう一人モニターに選ばれた少女とともに未だかつてない壮大なスケールのゲーム完成へ向けてモニターに励む日々が始まった。しかしその数日後、モニターである少女が行方不明となる。彼女の友人とともに少女の行方を捜し始めた彰彦だったが・・・!?

----------------------

主人公たちは、現実世界と全く区別のつかない仮想世界へ、特殊な装置を使って入り、そこでゲームの主人公となって、ゲームを進行させるのです。

そして、次第に現実と虚構の区別ができなくなっていき、最後は・・・。

ってな感じです。物語に入り込み、主人公と一緒になって「一体どこからどこまでが現実でどこからどこまでが虚構なのか!?」と悩んでパニックになってしまいました(笑)

岡嶋二人の作品はどれもすんなり物語に入り込めてしまう。というかどっぷりつかってしまいます(笑)そしてあっとう間に読み終え。

この作品も例に漏れず。自分が主人公になったつもりでいつの間にやら頭がこんがらがっちゃってましたね(^~^;)ゞ

本当にわからないです、この話の状況に自分がいたら。現実と虚構の区別がつかない。それを見分ける術もない。恐慌状態ですね~実際にこうなったら。フィクションだとわかっていても、もしこうなったらと思うとゾッとしちゃいますヽ(´~`;)ノ

あぁ~おもしろいな~岡嶋二人。ハズレないからどれでも安心して読める。手元にある岡嶋作品はあと数冊。全部で28作品あるらしいので、全作読破に向けてこれからちまちま収集していこうと思います(*^m^*)

=== 214冊目 読了 ===

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最終更新日  2007年11月18日 12時10分36秒
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