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テーマ:本日の1冊(3698)
カテゴリ:さ行 男性
“クローズド・ノート” 評価:★★★☆☆
恋愛長編。 --- 梗概 ------------- 大学生の香恵は、自分が住むアパートのクローゼットの奥から、以前の借り主のものと思われるノートを発見する。そこには、小学校の先生として過ごす女性の悩みや思いが綴られていた・・・!!その日記を少しずつ紐解いていくうちに香恵の心にも変化が訪れはじめて・・・。 ---------------------- エリカ様が味噌つけた映画の原作です。感想は・・・「別に(~_~メ) 」・・・ってのは冗談です(笑) 恋愛というより純愛ものですね。私が今まで読んだ雫井作品からは想像も出来ないものです。言われきゃ同じ作者なんて思いもよらない。 さて、感想ですが・・・。う~むヽ(´~`;)純愛だな~って感じです。主人公も以前の借り主も心が美しすぎます(=`~´=)私みたいな心のうす汚れた女からはまぶしいほどに(笑) だからイマイチ主人公やら以前の借り主さんやらには共感できず。あと、主人公が恋する相手のキャラもいまいち掴みきれず・・・。 主人公の香恵が石飛と鹿島の間で揺れ動くシーンにいたってはイライラしました。どんだけ軽いんだよお前は~!!ふわふわして流されるんじゃねーーと渇を入れましたもん(笑)でもまっ、それが香恵というキャラなんですけどね。 いいキャラと思えたのは鹿島さん!!途中で彼がいい者になったかと思い、がっかりしましたが、最後の最後でやはり私の思ったとおり嫌な男だと証明されてなんだか嬉しかったです(笑)だって、ダメ男は絶対改心しないのが現実ですもの( ̄ー ̄)ニヤリ それと星美さんも女の嫌らしさが出ててわりと好きです(笑) 全体的にさらっとしててレモン水みたいな感じです。どろどろした嫌らしい嫉妬・羨望とかそういうマイナスの感情はほぼ皆無。みんな美しい感情しか持たない感じ。だから、悪く言えば浅薄。よくえば爽やかな純愛もの。そういう印象です。 ちょっと厳しく書きましたが、香恵が鹿島さんのブルゾンにたこ焼きを落とすシーンが好きでした。「気にしなくていいよ」なんて言いながら一生懸命たこ焼きのシミを落とそうとする鹿島。その間流れる気まずい空気。これに似た経験、私もあったので思わず感情移入(笑)あの気まずさは経験者にしかわからないと思います ( ̄m ̄*)ププ あと、オチもよかったです!!一瞬後味の悪い(人が死ぬ話は悲しくって私は得意じゃないんです・・・。だって、死んだ人間にはかなわないですもん。 )ままかと思いきや、いいラストでした♪ どろどろした、人間くさ~い物語好きの私にはイマイチな感じでした。でも、中高生は絶対好きだと思います!!私も10年くらい前に読んでたらきっともっと感動できたと思うんですよね~。ただ、10年の時が私を薄汚い大人に変えてしまったので(笑)この手の爽やかさはまぶしいばかりです(;^ω^A でもたまにはこういうさらりとしたものも悪くないですね。癒されます♪ あっ、この本読むときっと万年筆が欲しくなりますよ☆←ミーハーなもので(@^^)ゞ === 72冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月27日 16時49分10秒
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