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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:中国・韓国・台湾
“ならずもの国家中国の本性” 評価:★★★★★
彼ら(中国政府)の言動には、人間としての最低限の良識と責任感のかけらもない。白昼堂々嘘をつき、陰湿狡知の責任転嫁、厚顔無恥の開き直りというのは、まさに彼らの一貫した手口とスタイルである。 (P110より)
石平さんとペマ・ギャルポさんの対談が中心。 毒餃子事件、ガス田問題、四川大地震やチベット問題等から、中国の本性を暴きます。 四川大地震での海外援助拒否やら、パフォーマンスのための温家宝首相の被災地訪問。そういうところからも、中国共産党政権がいかに自分たちの面子を保つことのみに執心しているかがわかりますよね。 また、中国は、台湾海峡での紛争にアメリカが軍事介入した場合、核兵器を使用すると言いました。その際には、中国人が二億五千万人ほど死ぬと言われているが、それでも構わないと平気で言ってのけたのです。 こういった例からも、中国が共産党政権の維持、国土の拡大、そういったことにしか力を注いでいないことがわかります。 共産党政権を維持するために、国民を洗脳します(この洗脳の成果(?)が顕著に出ている、中国の若者を対象にしたアンケートの結果は驚くべきものです。ぜひその章を読んでみて下さい。)。情報を統制します。それでもダメなら抑圧するのです。人権も自由もかけらもない国です。 また、領土の拡大にも熱心です。チベットなんかはすでに“自治区”という名のもとに併合されてますよね。インドとも領土問題でもめていて、中印戦争での中国のやり口をみればわかるように、卑怯で下劣な方法で領土拡大をしています。 そして、併合した国々で行われる同化政策。おそろしいことです。その土地の人々や文化を抹殺するんですから。 日本もガス田問題やら尖閣諸島問題やらで徐々に奪われつつあります。これは今までの中国のやり方をみていれば非常に危険な状況とわかるはず。 それなのになぜ日本の政治家はへらへらと中国の機嫌をとっているのか?政治家は国益を守ることが最大の使命ではないのか?それなのに、現実は国益を守るどころか失っていくばかり。そもそも守ろうという意志さえもないようにみえる。 軍拡を続ける中国を脅威と言わずなんと言えるだろう?近い将来“日本自治区”になってるかも、なんて笑えない冗談が現実になりそうで怖い。 他にもたくさん、本当にたくさん中国の本性を知ることのできる話がのっています。内容は濃くびっちりと詰まってるのにぐんぐん読み進められます。お薦めです。 === 87冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月30日 14時09分15秒
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