本の足跡

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“女は賢く勁くあれ！”

評価：★★★★★

対談集。

いや～お二方とも私が大好きで尊敬してやまない女性です(*^m^*)そのお二人の対談集なんだから一度で二度楽しめること必至！！ってなわけで即買いしました♪

期待に違わず素敵な本です。タイトルだけみると、ありがちなフェミニズム本にも思えますが全っ然ちがいます！！(むしろ、金さんはフェミニズムやウーマンリブは大っ嫌いとまでおっしゃってます(笑)私も同感。)

彼女たちは、個人としての生き方、母としての生き方・・・色々な立場での女性の生き方を語っておられます。

全て納得、同感のことばかり。彼女たちのご指摘通り、確かに日本の女性は自立していなさすぎるように思います。それは経済的なことではなく、精神的なもの。専業主婦でも自立している女性はいるし、バリバリ働いていても流されっぱなしで自立できていない女性もいる。

女性が目指すべき自立とは、経済的自立よりも精神的自立だとお二方はおっしゃる。それこそが女が賢く勁く生きるということだと。

実際に、DINKSって言葉が流行ればDINKSが女の勝ち組のようにマスコミでもてはやされ女性はそれを目指す。また流行が変わり、今度は共働きでかつ子供を持ってこそ一番いいんだと言われれば子供を持ちたい女性が増えて。でもやっぱり女は専業主婦しながら子育てしつつ料理教室通うのがいいんだと言われると専業主婦ブームがおきて・・・とそういう面は否定できませんよね。

私もこういう流行によって勝ち組だとか負け組だとか言われているのをみると疑問です。あんたらは流行にのって子供生んだり仕事したり家庭に入ったりするのか？自分のポリシーはないのか？と。

そこに日本女性の甘えというか弱さというか自立心のなさが透けてみえますよね。やはり、自分がどう生きたいか、どう生きるか。そういうポリシーをしっかり持ち、それを貫くことこそが肝要なのだと思います。

強い意志で自分の生き方を貫ける女性が増えたとき、日本はますます素晴らしい国になるはずです。

どの章もそれぞれすばらしかったです。どこをどう読んでもいい！！女性だけでなく男性でも楽しめると思いますよーー(*^m^*)

＝＝＝　98冊目　読了　＝＝＝

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