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カテゴリ:ノンフィクション
“日本核武装の選択” 評価:★★★★☆
非常に勉強になる。 一国平和主義で世界情勢も見ずに唱える核廃絶論も、反米からくる日米安保解消後の核開発論も、ともに日本の国益を損ねるという点においてほとんど相違などない、と著者は一刀両断。 特定のイデオロギーに支配されない現実的かつ実践的な理論は、本当に日本という国を思うもににしか構築できないものだと思いました。 まず、なぜ核武装が必要か?という目的が明確に設定されています。もちろん、中国・北朝鮮・ロシアの核脅威に対抗するためです。 では、どういった形で核武装するべきか?著者はここで、日米安保を解消して、などとは言わない。日米安保を強化・補完する形での核武装を提案する。これは非常に現実的で世界の平和を維持するための必須事項なのだと思う。 核攻撃された際にどういった手段で対抗するか?様々なケースを想定し、それに対して必要な核装備を詳細に教えてくれます。 総ページ数は決して多くないですが、ページ数以上のことがぎっしりと詰まっています。 === 109目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月12日 08時21分37秒
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