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テーマ:本日の1冊(3696)
カテゴリ:か行 男性
“蒼い牙” 評価:★★★★★
長編。 --- 梗概 ------------- 一発の銃弾が、眠っていた男の牙を目覚めさせた。一人バーでグラスを傾けていた八木は、店を出た直後に銃撃される。「違う、こいつじゃない!」叫ぶヤクザ。しかし、その眼窩には、八木の傘の石突きが刺さっていた。抗争に巻き込まれた一匹狼の胸にきざす理由なき皆殺しの衝動。衝撃のバイオレンス長編。 (「BOOK」データベースより) ---------------------- これぞハードボイルド!! 徹頭徹尾冷酷・非情。甘さのかけらもないバイオレンス小説デス(o^∇^o) こういう類の本は初めて読みました。 それだけにとても刺激的でした!! 主人公は終始冷酷・非情なのです。しかし、この冷酷・非情には理由はないんですよ。 ありがちな、過去のトラウマからこんな人間になってしまった~ってな話ではない。 ただひたすら理由のない暴力衝動に逆らわず生きる主人公。 たまらんっ(≧∇≦)b ここまで情緒をそぎ落としたストーリーはまさにハードボイルドって感じです!! 主人公は冒頭で事件に巻き込まれますが、慌てたり悩んだりしない。ただひたすら本能の赴くままに自分に降りかかってくる火の粉を暴力的に振り払う。 あぁ~この世界観はまじでいいです!!好きです!!勝目梓さんの作品ってこういうのが多いのかな?もしそうなら是非他作品も読みたいです(o^∇^o)ノ === 52冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月19日 19時47分51秒
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