|
テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:か行 男性
“リオ” 評価:★★★☆☆
長編。 --- 梗概 ------------- 「彼女が容疑者だとは、思えない」警視庁捜査一課強行犯第三係を率いる樋口警部補は、荻窪で起きた殺人事件を追っていた。デートクラブオーナーが殺害され、現場から逃げ去る美少女が目撃される。第二、第三の殺人が都内で起こり、そこにも彼女の姿が。捜査本部は、少女=リオが犯人であろうという説に傾く。しかし、樋口の刑事の直感は、"否"と告げた。名手が描く本格警察小説。 (「BOOK」データベースより) ---------------------- 友達が禁煙にしくじりました(#`▽´)y-゚゚゚ ウケケ ひと雨ごとに寒くなりますね・・・そろそろ冬将軍がおいででしょうか?(・・*)(*・・)キョロキョロ
どんな選択をしても、あとには必ず後悔する。そういうもんなんだよ。その後悔とどうやって折り合いをつけていくかってのが、まあ、言ってみれば人生ということさ (P355より)
樋口顕シリーズは初めて読みました(*'ω'*) 樋口さん・・・好きです(笑) 自己評価が異様に低い。常に人の目を気にする。人からどう見られているかが気になって仕方がない。自分に自信が全くもてないから他人から褒められても、「もしや、嫌味を言われているのか?」とかマジに悩んでしまう(笑) けれど仕事ができるんですよ。本人は全くそう思っていないけれど、他からの評価は高い。そうやって周囲からみられることさえも本人は苦痛で仕方ない。 なんかわかる気がする。日本人に多いタイプじゃないかな?
余談ですが、高校時代大学受験に関して先生から聞いた話を思い出しました。 模試の結果からいくと、私たちの高校の方がいい判定をもらっている生徒が多い。なのにいざ受験をすると第一志望の大学合格率が隣の県の方が高い。 これは、私たちの県は自分に自信がないとう県民性だからだそうだ。うちの県は、いくら模試でいい結果が出ても、自分に自信が持てない。だから本番で力を発揮できない。 ひるがえって、隣の県は、県民性にものすごく自信家という特徴がある。だから彼らは模試の結果が悪くても本番では「自分が受からず誰が受かる!!」と思えるから受験に勝てるんだとか。 受験ってのは1点で差がつくもの。だからその1点は精神力ですごく変わるとかそういう話でした。
そういや、何だったか忘れましたが、日本とアメリカ等の外国の高校生(中学生だったかな?)に、自分は成績がいいと思うかというアンケートを取った場合、日本人は異常なほど自分を低く評価しているという結果が出たとか。実際は日本の高校生のレベルは世界トップクラスだというのに。 アメリカなんかは実際のレベルよりも、自己評価の方がトータル的に高いとでてた記憶が・・・。 これは国民性なんでしょうかね?外交問題でもこの構図は当てはまる気がします・・・。根拠もないのに強気のアメリカ。相手が悪くても自分を責め貶める弱腰日本。 根が深い問題だなぁ・・・って、話ズレすぎですね(笑)
さて、樋口さんですが、彼の人柄はめっちゃ好きですが・・・。ストーリーは・・・?物足りない。それだけ?意外性もなくすすっと終わりました・・・(´;ω;`) お話の主眼もよくわからなかったし・・・。結局リオというのは何を象徴していたのでしょうか?わからないわからない・・・( ´Д` ) ただ、昭和30年生まれが生きた時代というものを非常に興味深く読めました。なるほどね。そういう世代なのかもしれない。もしかして、それが主題だったのかしら?( ̄ー ̄?).....?? 今回はあれでしたけど、樋口さんに惚れたので(笑)樋口シリーズ読みたいです♪ === 76冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月11日 19時52分47秒
[か行 男性] カテゴリの最新記事
|