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本の足跡

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2011年06月21日
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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:や行 女性

 最後の証人

評価:★★☆☆☆

 

サスペンス長編。

--- 梗概 -------------

元検察官の佐方貞人は刑事事件専門の敏腕弁護士。犯罪の背後にある動機を重視し、罪をまっとうに裁かせることが、彼の弁護スタンスだ。そんな彼の許に舞い込んだのは、状況証拠、物的証拠とも被告人有罪を示す殺人事件の弁護だった。果たして佐方は、無実を主張する依頼人を救えるのか。感動を呼ぶ圧倒的人間ドラマとトリッキーなミステリー的興趣が、見事に融合した傑作法廷サスペンス。部(「BOOK」データベースより)

-----------------------

頻繁に来るとりとめないメールとか、まぢで嫌なんです。めんどうなんです。メールは用があるときだけ。長くなるなら電話で。くだらないメールしか送ってこないくせにそれに返信がないからってこっちの気持ち忖度してやきもきされても困ります。 

 

 

どのような理由であれ、罪を犯した人間は裁かれるべきだ。それが平等ということだ。それが社会の秩序を守り、ひいてはわが身を守ることになる

(P138より)

 

な・・・なんじゃこりゃーーーーー∑(゚Д゚;)

と、読後松田優作さんばりに叫びました(笑)

なにもかもが「え?うそでしょ?」って感じでツッコミどころ満載な設定です。

そもそも、息子の事故に対して、夫婦はもっと色んな働きかけができたと思う。マスコミにリークするなりなんなり。あそこまで徹底して事実を秘匿することの方が難しいと思った。

あと、トリック?というか、夫婦が選んだ復讐法。え?って感じ。無理がありすぎる。色々つっこみたいけどあんまり書くとネタばれになるのでやめときます。

でも、あの復讐法は明らかに読者を驚かせたいがあまりの行き過ぎた設定と言わざるを得ない。

あれでは、違う意味で驚かされてしまう(笑)

なんだかちぐはぐで違和感だらけ。人間模様も微妙だし、最後の証人があの人て・・・それもまたあり得ない気がする。

設定無理やり。謎解き強引。人間模様はふーーわふわ。

せめて何かこれっていうのがあればよかったんですが・・・どれもダメ。人間愛も軽薄すぎるし。

ぶんこちょ欲しさに買った一冊。残念な結果ですが、ぶんこちょのためと思えばなんとか耐えられそう(笑)

=== 71冊目 読了 ===






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最終更新日  2011年06月21日 18時10分19秒
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