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テーマ:本日の1冊(3696)
カテゴリ:新書
評価:★★☆☆☆
--- 梗概 ------------- 列島を揺るがせた未曾有の震災と、終わりの見えない原発事故への不安。今、この国が立ち直れるか否かは、国民一人ひとりが、人間としてまっとうな物の考え方を取り戻せるかどうかにかかっている。アメリカに追従し、あてがい扶持の平和に甘えつづけた戦後六十五年余、今こそ「平和の毒」と「仮想と虚妄」から脱する時であるー深い人間洞察を湛えた痛烈なる「遺書」。(「BOOK」データベースより) ----------------------- 最近やけに出産する夢をみます。潜在意識の中では子供欲しいのかなーーー??確かに、今産んでおけば母ちゃんに子育て手伝ってもらえるから仕事も続けられるし、いい時期だとは思いますが。でもやっぱり子供は30過ぎてからでもいいやーーというのが今の本音。とか言ってる間に産期(こんな言葉あるか知りませんが)逃す気がしますけど(笑)
さて。石原氏の著書ですが。 うーーーむ。 石原氏と言えば、何事にも一家言持った人物で、決してぶれない姿勢には尊敬を禁じえないのですが。 さすがは芥川賞作家だけあって、論文と言うよりはとても文学的な印象を受けました。ただ、これは文学作品ではないので(笑)もう少し論理的で硬質な文章の方が読みよく、説得力があるんじゃないかなぁと思います。 内容ですが、鋳型にはまったとまでは申しませんが、ステレオタイプに近い言説が多い。私が石原氏に期待するのは、独自の鋭い視点。だから期待はずれ感が否めない。 そして、なんとなーーく総体的に衒学的。いや、博識な石原氏からすれば普通に書いてらっしゃるだけなんでしょうが、そこはかとなく漂うペダンティックなアトマスフィアーー。それがちょっぴり鼻についちゃう。 なんやかんやで、私の思う石原氏らしくない一冊でした。ステレオタイプな意見を文学的に表現したらこの本になる。そんな感じ(笑) === 85冊目 読了 ===
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最終更新日
2011年08月22日 18時45分13秒
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