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テーマ:本日の1冊(3696)
カテゴリ:な行 男性
評価:★★★☆☆
ミステリー長編。 --- 梗概 ------------- 「あなたは前世で私の恋人だったの」。謎の少女・小織の一言を手がかりに、失った記憶を探し始める。自分は一体何者だ?姉はなぜ死んだ?レイプを繰り返す警官・鷲尾、秘密結社"夜叉の爪"を追う公安刑事・久我、記憶喪失の〈僕〉が、錯綜しながら驚愕のクライマックスへと登りつめる、若き俊英の傑作本格ミステリー。(「BOOK」データベースより) ----------------------- あぁ・・・愛しのジェンセン・アクレスが結婚してたなんてっ!!。゚(ノД`)゚。知らなかった・・・いや別に、フリーだからって私のもんになるわけじゃないんですけどね(笑)でもまぢで好きな俳優さんです。顔よしスタイルよしで演技がめちゃくちゃうまい。あいらぶジェンセン♪(*´ω`*)
思想の壁は話し合いで乗り越えられるほど低くないことを、久我はいやというほど承知していた。 (P533より)
800ページ弱という長編ながら、ページを繰る手が止まらずあっという間に読み終えてしまいました。さすがは貫井氏。飽きさせず物語に引き込んで長さを感じさせない力量は圧巻です。 ただ、いつもいつもいつもいつも言うんでうすが、私が貫井作品を読んで高確率で思うのは、ラストがいつも拍子抜け。肩透かし。もやもや。最後の最後まで息もつかせぬ展開で引き込まれるのに、結末読んだら拍子抜け。あれ?終わり?終わりとみせかけてまだあるんでしょ?と思ってしまうが、ほんとにそれでフィナーレなのです。 なんだろうなーーー。秀逸なミステリーというのは、パズルに例えるならば、たくさんのピースが最初はバラバラにちりばめられてて、本当に最期に一つのパズルが完成するのかと思うんだけど、それが最後にきれいに全ておさまって見事パズルが完成する!!みたいなものだと思うのです。 でも、貫井作品はいつも最期が・・・。ラストまでは、気持ちいいくらい超大作のパズルのピースがどんどんはまっていく感覚で読めるのに、ラスト1枚がぴたっとはまらない感じ。あれ?ラス1のピースはいずこへ?みたいな。 今まで読んだ貫井作品の中でぴたっと最後にピースがはまり爽快だったのは『慟哭』だけだったりします。 慟哭ばりに気持ちいい読後感を得られる貫井作品を求めてるのですがなかなか巡り合えませぬ。次こそは・・・。 === 90冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年09月27日 00時04分50秒
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