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本の足跡

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2011年10月16日
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テーマ:本日の1冊(3696)
カテゴリ:中国・韓国・台湾


【古本】なぜ抑制が働かないのか 韓国ナショナリズムの不幸

評価:★★★★☆

 

この著者の実妹は、著者とは対極の立ち位置にいるんですよね。日本国籍でないこと(彼女は在日なので)を理由に東京都の管理職試験の受験を拒否されたとして都を訴えた有名な裁判の原告が、著者の実妹なんです。

同じように在日として育っても考え方って色々なんだなと当たり前のことに妙に感心したのを思い出しました。

この方の著書を拝読するのは初めてかな?理路整然としていて勉強になるしおもしろい。在日とは言え、韓国人が韓国について語る本と言うのはわりあいめずらしく、貴重。

在日であるということは、日本人ではない。かといって韓国に帰ると韓国人とは認められず差別されちゃう。

在日は日本人に差別されてきたと巷間言われていますが、意外と本国韓国での差別については黙殺されてますが、実際にはかなり厳しい差別があるのです。

彼らは本国には帰れない。でも日本人にもなりたくない。だから在日という立場を利用して逆差別とも言えるような権利主張をするんです。

色々読んでいると、在日の大半は日本に帰化するみたいですが、一部の、ほんの一部の利権をむさぼる在日の方が妄言を繰り返すがために、在日=負のイメージが日本にはついてしまっているのかなと思います。

声高に叫ばれると、それがマジョリティのように思ってしまいますが、それは早計なんですよね。

たくさんの意見を耳に入れるというのはそれだけ物事を大局から、俯瞰してみられるようになるということなので、これからも色んな角度から物事をみてみたい、知ってみたいと思います。

=== 100冊目 読了 ===






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最終更新日  2011年10月16日 14時08分58秒
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