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カテゴリ:アメリカに関するもの
NYの「トランス脂肪酸使用全面禁止」
2006年12月6日(水) (読売新聞 - 12月06日 13:01) 悪玉脂肪酸、NYで全面禁止…ドーナツもポテトも ニューヨーク市は5日、「トランス脂肪酸」と呼ばれる油脂成分について、市内のレストランやファストフード店での使用を原則的に禁止することを決めた。全米で初めての措置となる。 トランス脂肪酸は、マーガリンやショートニング、一部の調理油などの加工油脂に含まれ、菓子やドーナツ、フライドポテトなど多くの食品で使われている。大量に摂取すると動脈硬化などによる心臓疾患のリスクが高まるとされ、米国では、悪玉の油脂成分として使用の規制を求める声が強まっている。米食品医薬品局(FDA)は今年1月から食品中の含有量を表示するよう義務付けた。 ニューヨーク市の決定は最も厳しい措置で、外食店は2008年7月までに人工のトランス脂肪酸を含む食品の提供をやめなければならない。大手外食産業は代替油への切り替えを急いでいるが、完全な駆逐は難しいとみられ、混乱も予想される。 *********************************************************** 知人がこのことでメールをくれたのだけど、その話から: ある著名な内科の先生が、味の素の油は「絶対ダメ!」と叫んでいるらしい。 天然に存在しないトランス型脂肪酸を多く含むもの。 代表的なものは、 マーガリン ショートニング(アメリカではクッキーを作るのに一般的)。 その加工品としては・・・ クッキー、クラッカー、パ ン、ケーキ、コーヒーに入れるフレッシュ、アイスクリーム、レトルトカレーなどの加工食品多数。 > そして、この文章の中で大事な所は・・・ > 「ある研究ではフライドポテト一人前に8gのトランス型脂肪酸が含まれているそうです。」 > 「缶入りの紅花油やコーン油などの植物油も、それが高温で処理されている場合、その一部はトランス型脂肪酸に変性しています 。 > ですからマーガリンを加熱料理に使用するのは、トランス型脂肪 酸を一層増加させるという危険きわまりない行為です。」 > 確認してないけど、恐らく、味の素の油は、高温処理されているので、健康的だと言われている紅花油やコーン油はすべてトランス脂肪酸に変成してしまっているから危険だということです。 あと大事な部分。 > 「欧米諸国ではすでに、トランス型の脂肪酸を含む食用油の一部は販売禁止になっており、トランス型の脂肪酸を含まないマーガリンが、「トランス・ファット・フリー」と表示されて販売されるようになっています。その基準を適用すれば、わが国のマーガリンのほとんどが販売禁止になります。これを放置していることもまた、日本のアトピー問題を深刻にしている、わが国特有の条件のひとつと言えるでしょう。」 > 「日本の市販のクッキー等でマーガリンやショートニング使用してないものはほとんどありません。欧米のクッキーにはバターだけを使用したものが多いです。ドイツではトランス型脂肪酸を含むマーガリンの製造は禁止されています。」 以下、その全文: みんなの健康を守るために 失礼してどなたかのサイトから引用させていただきますね。(感謝!) http://www7.0038.net/~ryouko/trans.htm 天然に存在しないトランス型脂肪酸を多く含むマーガリン・ショートニングは日本以外では禁止または制限されています 液体の油である不飽和脂肪酸に水素添加という化学処理を施して 、天然の油であるバターやラードのような飽和脂肪酸に変えたものが、マーガリンやショートニングです。 天然に存在する脂肪酸は 、ほぼ全部シス型という立体構造を形成しているのですが、この水素添加したものには、トランス型という立体構造を持つ天然にない異常な油が含まれています。 このトランス型脂肪酸の主な問題点は、3つあります。 1.トランス型脂肪酸は、プロスタグランディンに転換されず、ま た他の不飽和脂肪酸がプロスタグランディンに変換されるのを妨げたり、脂溶性ビタミンの利用を妨げます。 2.トランス型の構造は不自然で、細胞膜のしっかりした構成材料 にならないので、膜組織に多量にあると、膜の構造が弱くなり、有 害な物質の侵入を許しやすくなる。(これがクローン病(注1)の 原因の1つか?と考える人もいます) 体の細胞のひとつひとつは、細胞膜でおおわれています。皮ふの細胞も同じです。脂肪酸はその細胞膜を構成する物質です。細胞膜が、マーガリンやショートニングなどに由来するトランス型の脂肪酸で形成されると、その細胞膜は弱くて働きが悪いものになり、皮ふ細胞の場合は有害物質の侵入を許しやすくなって、皮ふトラブルの元となります。 右図の上段は「シス型」の自然の植物油の構造で、中段は水素添加されて一部トランス型になった脂肪酸です。 下段はそれらの脂肪酸によって作られた細胞壁のモデル図で、一部トランス型の脂肪酸のところで細胞壁が切れてしまっている様子を表しています。 欧米諸国ではすでに、トランス型の脂肪酸を含む食用油の一部は販売禁止になっており、トランス型の脂肪酸を含まないマーガリンが、「トランス・ファット・フリー」と表示されて販売されるようになっています。その基準を適用すれば、わが国のマーガリンのほとんどが販売禁止になります。これを放置していることもまた、日本のアトピー問題を深刻にしている、わが国特有の条件のひとつと言えるでしょう。 3.必須脂肪酸としての機能を持たないため生体膜の材料にも局所 ホルモンにもならないが、排泄するための代謝に、大量のビタミンとミネラルを消耗するだけの有害物質なのです。 当然マーガリンなどは安価ですから、クッキー、クラッカー、パ ン、ケーキ、コーヒーに入れるフレッシュ、アイスクリーム、レトルトカレーなどの加工食品によく使われているので、ほとんどの人は一日に、いくらかはトランス型脂肪酸を取り入れているのです。 ある研究ではフライドポテト一人前に8gのトランス型脂肪酸が含まれているそうです。20世紀始めには人間の体内には存在していなかったトランス型脂肪酸ですが、今では日本人の皮下脂肪中の 約4%に達しているそうです。 また缶入りの紅花油やコーン油などの植物油も、それが高温で処 理されている場合、その一部はトランス型脂肪酸に変性しています 。ですからマーガリンを加熱料理に使用するのは、トランス型脂肪 酸を一層増加させるという危険きわまりない行為です。 日本で今何千種類のクッキー、クラッカー、パ ン、ケーキ、コーヒーに入れるフレッシュ、アイスクリーム、レトルトカレーなどの加工食品が市販されているか知りませんが、市販のクッキー等でマーガリンやショートニング使用してないものはほとんどありません。欧米のクッキーにはバターだけを使用したものが多いです。ドイツではトランス型脂肪酸を含むマーガリンの製造は禁止されています。 マーガリンの害が最初に指摘されたのは、西ドイツで、マーガリ ンの発売開始時期と地域とクローン病(注1)患者の出現時期と地域の一致からだそうです。フィンランドで1200人を対象にした ソフトマーガリンを多くとった群ととらなかった群を15年間追跡 した疫学研究ではマーガリン多摂取群は5年後にはコレステロール 値が低かったが10年後には差がなくなり、むしろ年々多摂取群の 死亡率が上昇し、全体で1.4倍、心臓病では2.4倍も高くなっ たのです。 注1:クーロン病は腸管壁の細胞が壊れており、大きな分子、つま り体にとっては異物であるものが腸の壁の中に入ってきて、そこで 防御反応というか炎症反応が起き、腸壁に傷(潰瘍)ができてくる 事が原因の一つになっていると言われています。多くの医者がクー ロン病は原因不明だと言いますが、原因の一つとしてトランス型脂 肪酸が怪しいと考えている方も少なくありません。 マーガリンの代わりに今からバターを使いましょ う。マーガリンやショートニング使うことは緩慢な自殺行為です。 五郎 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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