『さらば雑司ヶ谷』
『さらば雑司ヶ谷』(樋口毅宏・著)読了。雑司ヶ谷を舞台に、工口とバイオレンスで突き進む「不夜城」+タランティーノ、みたいな小説。そこまでの雰囲気を持ちながら、血が沸騰するまでの興奮は覚えず、なんだか不思議な小説だった。中学あたりで読んだら、もっと面白く感じたかもしれないが、それだと大量の引用が逆にわからないか。中学で思い出したが、中学の時に読んだ『家族八景』を、深夜ドラマで放送していたが、これが結構面白かった。1月クールで唯一見ていたドラマ。心の声が聞こえるときに、相手が変な格好に見える、という設定になっていたのがミソ。七瀬は家政婦だけに、ミタさんの便乗みたいに思われたとしたら、ちょっと可哀相ではある。 【中古】単行本(小説) さらば雑司ヶ谷