カテゴリ:海鮮
11月21日の日記に書いた「築地魚河岸三代目」という漫画の12巻「祝いのブリ」は、五島列島の椛島で養殖されている五島ぶりについて書かれています。
ぶりは出世魚で、 ・ワカシ(10~40cm) ・イナダ(40~60cm) ・ワラサ(60~100cm) ・ブリ(1m以上) と呼ぶのだそうです。 関西では、ワカナ、ハマチ、メジロ、ブリと呼ぶので、こちら広島ではハマチ呼ぶのが普通です。 築地では大きさにかかわらず、養殖のブリをハマチと言うのだそうです。 ブリといえば養殖物が多く、餌のイワシなどのにおいが強いので、あまり好んで食べることはありませんでした。 「築地魚河岸三代目」で取り上げられた五島ぶりは、養殖ものでありながら、天然ぶりと変わらない味で、天然ぶり以上に安全なものなのだそうです。 食物連鎖の上位であるマグロや鯨は、水銀濃度が高いために、毎日食べられるものではありません。 五島ぶりは、以下の理由より、安全でおいしいのだそうです。 ・東シナ海の潮流が早い場所で養殖をしているので、海水汚染の影響がほとんどない ・生活排水、工場排水の心配が無い ・ミネラルが多い塩分濃度が高い海水の元で育つ ・ホルマリンはもちろん不使用 ・稚魚の時、病気の時以外は抗生物質は不使用なので、体内には抗生物質が残らない ・餌は海洋汚染が進んでいない地域のものを与えているため、水銀やダイオキシンの不安が少ない ・水に溶けにくく、堅くてゆっくり落ちる餌を与えているので、生け簀の下にヒラメや伊勢エビが住むくらい海がきれい ・生け簀内には通常養殖の半分以下のぶりしかいないので、運動量が多く身が締まっている ・生け簀に使用する網は、環境に負担がかからないプラスチック網を使用 松福の五島ぶりを頂く機会があったため、両親と妹夫婦、私達の6人で分けて食べることにしました。 身は片面の皮付きフィレで、真空パックになっています。 かまに近い部分をもらったので、魚をさばくことができない私達には、皮を取り除く作業が大変でした。 頑張って、刺身、ぶりしゃぶ、カルパッチョを作ってみました。 五島ぶりの身は締まっていて、脂はのっているのに臭みがかなり少ない(普通のはまちの1/3ぐらい)ので、どのように料理してもおいしいと思います。 市販のはまちとは比べものにならないくらいのおいしさです。 カルパッチョにすると、魚の臭みがほとんど消えてしまうので食べやすいのですが、ぶりの旨味を直接味わうのなら、刺身またはぶりしゃぶがおすすめです。 特にぶりしゃぶは、ぶりの脂の旨味が活性化して、半生の身と火の通った身の両方のおいしさを堪能できますので、贅沢な食べ方だと思います。 脂がのっているのにくどくないので、あっというまに平らげてしまいました。 かまの部分が残ったので、明日、塩焼きにしてみようと思います。 おなかが一杯になるまでぶりを頂いて、一人750円なので、コストパフォーマンスがよいです。 同じ物をお店で食べると、一人3000円~5000円ぐらいかかりそうです。 贈り物には大変喜ばれること請け合いです。 養殖コストとリスクを考えると、5Kgのサイズで出荷するのがぎりぎりなのだそうです。将来は10Kg以上のぶりを育ててみたいとのことですが、庶民のためにも今の価格で提供して頂けるとうれしいです(^^; 安全で最高においしいぶりを、みなさんも一度食べてみて下さい! 株式会社 松福 http://www.shofuku.co.jp/ 五島ぶりこの「ぶり.co.jp」 http://www.buri.co.jp/ 2005年8月8日 追記 五島ぶりの取り扱いが無くなってしまいました・・・ 本当に残念です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年08月08日 17時43分03秒
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