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カテゴリ:食
鰻が大好きである。 しかし、近年数が少なくなってきているのと、 それに伴って値段も高くなってきているので、 ここ最近は残念ながら暫く遠ざかっていた。 しかし、どうしても食べたくなって、久しぶりに鰻を食べた。 子供の頃は、筒の仕掛けに貝を割って入れておくと、 一晩で数匹の鰻や穴子が捕れた。 毎日幾らでも捕れた。 それを籠に入れておいて、自分ちで料理して食べた。 父親や祖父が自分で捌いていた。 それを眺めているのが好きだった。 頭を突き刺して俎板に固定して割くので、 うねうねと腕に巻き付いてくる姿は、随分と残酷な光景だった。 でも、それを飽きることなく、傍らでずっと眺めていた。 鰻は店で食べる物ではなく、家で食べる物だった。 今から考えると、それは随分と贅沢なことだったのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 5, 2018 10:15:08 PM
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