うなぎ【写真】
今年の夏は何故か無性に鰻が食べたくて。食べたくて食べたくて…。漸くその欲求を満たすことができた。二ホンウナギも絶滅危惧種となり、なかなか食べにくくなった。極端に食べる機会が減った。大の鰻好きには悲しいことである。子どもの頃は、店で鰻を食べるという感覚がなかった。シラスウナギもたくさん捕れた。鰻は家で食べるもの。海に鰻の仕掛けを沈めておくとおもしろいように捕れた。捕まえた鰻を祖父や父が捌いて食べた。今から思うとすごいことである。切り落とした首がずっと動いていた。取り出した心臓もずっと動いていた。切り身にした身もビクビク動いていた。もの凄い生命力だなぁと驚きながら眺めていた。まな板の上にのせて観察した。鰻を食べながら、そんなことを思い出した。鰻が生息していける豊かな環境を整えなければ…!環境のことも、食文化のことも、味のことも含めて、次の世代につなげていきたい!