カテゴリ:美術・芸術鑑賞
29日で終わっちゃうので慌ててUPです。
昨日観に行ってきました~~ 開館の9時半に行った事もあり、終了間際の時期なのに結構すいてました。 何か観に行くと、平日昼間とかにもかかわらず混んでるのばかりだったので、久々にゆったり快適に鑑賞出来ました。 プラド美術館には、1994年だったかな~、うわっ18年前? にスペインのパックツアーで行ってまして、観光で皆で行った後、自由時間に「黒い絵」を観る為に再び行ったんですよん。 宮廷画家でありながら、皮肉たっぷりだったり、するどく人間の本性を描き出していたり、マハみたいなスキャンダラスな絵を描いていたり、そしてあの「黒い絵」ですから、物凄いですよね。 ゴヤは大好きで、この本↓↓↓ を昔図書館で借りて読んだりしました。その時はブ厚いハードカバー1冊だったよーな記憶が。
宮廷の肖像画から庶民的な絵まで、とにかく鋭く人間の本質を見抜いて容赦なく描く人ですよね。 人も羨む生活を手に入れたゴヤが、大病で聴覚を失う訳ですが、その後に後世に残る名画の数々を残しているのは、さだめられた運命の不思議を感ぜずにはいられません。 失った聴覚のかわりに得たものの大きさは計り知れないですよね。 そんなゴヤの鋭い視線と皮肉たっぷりの絵画が充分に味わえる展覧会だと思います。 特にロバのシリーズなんか、おもしろかったです。 マハとマホたちも素敵~と思ったり。 観に行く前にカタログを借りてまして、できるだけ読もうと試みたものの、絵の紹介の半分弱ぐらいしか読めなかったのですが、そこまで読んでいたので、エッ? この絵何の説明もナシ? と思ったものもいくつかありました。 あのダリの杖が出て来る『楽しい戯画』↓ もそうだし。 性的な意味が込められているという『魔女たちの飛翔』なんて、見事に色っぽい絵なのに言及ナシでした。 かなり衝撃だった『神よお赦し下さい、それが母親だったとは』は説明あったかなあ。 カタログよりゴヤ自筆の手稿の紹介を引用します。 「この女、小娘の頃ふるさとの村を飛び出してカディスの町で年季奉公を勤め、マドリードへやって来て富くじに当たったという筋書きだ。プラド通りに散歩に出かけると垢だらけの老いぼれ婆の物乞いに出くわした。追い払ってもしつこくついて来る。このお洒落娘がふり返って見ると、何てことだ[…]その哀れな老婆が彼女の母親であったとは。」 読むの大変だけど、カタログ絶対オススメです。 *この前の雪の日、陸橋の階段がつるつるで、めちゃ慎重にゆっくり上り下りしたのに尻もちついて左手つき、左手が力入れると痛い箇所がΣ(゚д゚lll)ガーン ギター弾く時も痛かったのだけど、やっと治ってきたよーな…ライブに影響なさそーでえがった( / ω;`) 私に、愛の1クリックはこちらとかこちらでヨロピクー! (笑) 庭の方も久々に更新してるのでヨロピクー。 プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影
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