カテゴリ:読書
※ネタバレあり Eテレの『100分で名著』の萩尾望都特集を見てから、これが読みたくて図書館に予約し、3ヶ月ぐらい待ってやっと読みました。 萩尾望都は小中学生頃にちらほら読んではいるのですが。 今読んでもキュンキュンしません😅 まあしかし、とても美しい世界ですよね。 金髪巻き毛のキュートな少年、黒髪の優等生、ギムナジウム。 流れるような優雅なセリフが見事です。 少年たちの恋愛が実に美しく、竹宮恵子の『風と木の詩』とかもそうですが、流行った記憶があります。BL (ボーイズラブ) って言うんですよね。 萩尾望都や竹宮恵子のBLに多大な影響を与えたのがヘルマン・ヘッセだと思います。 チラッと言及があってニヤリとしちゃいました😁 『知と愛 (ナルチスとゴルトムンド)』がめっちゃBLですし『デミアン』にも少年同士のキスシーンが出てきます。 BLで楽しむにはとても良い漫画ですが、エッこういう話だったの? てな所もありました。 めっちゃキリスト教!嫌な世界(;´Д`) 萩尾望都が実際描きたいものを描いたのか、その影に裏に何かがあるのかは解りません。 しかし描かれている事はユダヤが広めたい宗教的な事でした。 本当はサイフリートが正しいのに、それをわざと邪悪なものに仕立て上げてるというね…。 宗教が世界を支配するまえに そいつをたたきつぶすべきだった これはその通りでしょう。 実際に現実的に、世界は宗教に支配されています。 宗教のいうもろもろの悪はむしろ善である とまどわず行動せよ…! これはグノーシス主義的です。 これを言ったサイフリートが何故かよくいう『悪魔崇拝』に走り、冷酷で残酷な行為をするって、それはねーだろ、と。 暴力的なのはサタンではなく神の方です。 生贄や大量殺戮をしているのは神ヤハウェですよね。 サタンはアダムとイヴに知恵を与えた人類の味方・教示者なのに『悪魔』という事にされているのです。 あらゆる事は真逆になってるんです。 詳しくは写本・グノーシス神話・ゾロアスター教を是非ご覧ください。 神に仕えるユーリを愛し亡くなったトーマは、ヤハウェの生贄なんじゃないの ? ってな事を思いました。 『100分で名著』では何て言ってたか忘れましたが😅 最悪な結末だな、と思いました。 キリスト教ばんざいって感じでした(;´Д`) やだやだ。 やれやれだぜ。 クリックよろしくデス☺️ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 10, 2021 05:19:15 PM
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