カテゴリ:読書
読んだのは去年末。
図書館で借りました。 本当はじっくりメモりながら読みたかったのですが、状況的に急いで読んでしまったのがちょっと残念。 ですが、是非多くの方に読んでいただきたいのでレビューを書いておこうと思います。 100分de名著で見てコレは読んでおこうと思い、予約しました。 堤未果さんが、実にわかりやすく説明されていました。 「ショック・ドクトリン」とは、社会に壊滅的な惨事が発生した直後、人々が茫然自失している時をチャンスととらえ巧妙に利用する政策手法です。 2005年のニューオリンズの大災害がありました。 私はニューオリンズに行った事があり、本当に貴重な楽しい時間を過ごしたので、とても悲しい出来事でした。 それを最大のチャンスと捉えている人々がいるのに違和感を感じたのが最初だったと、ナオミ・クラインさんは書かれていたと思います。 大災害で人々がショックを受けている隙に、民間企業が入り込み、高級住宅を建設するなどして多大な利益を生む人達がいるのです。 その中心人物はミルトン・フリードマンでした。 以前ジョージ・オーウェルの『一九八四年』のレビュー ( こちらから飛んでください) を書きましたが、このディストピアの世界、現実に既に起こっていたのは衝撃でした。 特にショッキングだったのがチリのピノチェト政権。 抵抗する者は捕まえられて拷問されるってホントむごたらしいです。 昔のテレビドラマのヒーローものの悪役みたいな事がリアルで行われていたんです。 CIAの協力の元ユーイン・キャメロンが行っていた、記憶を抹消してまっさらにし、新たな記憶を植え付ける人体実験。 『恐怖の頭脳改革』ってリアルにやってたんですね…。 『時計じかけのオレンジ』も連想しました…。 この本は、ミルトン・フリードマンに対する酷い印象操作だと書かれている記事もありました。 本当に何が真実なのか分かりずらく、何事も真に受けない方が良いのだとは思いますが、世の中おかしいと思う事は多々あるので、1つの流れに惑わされずに考えていきたいですね。 良かったらクリックよろしくです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 14, 2024 05:13:26 PM
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