テーマ:トリノ オリンピック(361)
カテゴリ:注目☆
遂に、遂にやりましたね。
荒川静香さん、金メダルおめでとう!!!本当にすばらしい演技でした。 過去に2回もオリンピックチャンピオンを獲得されたカタリナ・ヴィットさんもスタンディングオベイションしておられたそうです。 しかし、今回の大会は稀に見る激戦でしたね。 SP上位3位のうちで、上位2名が大きなミスを出してしまったということが、 そのプレッシャーの大きさを物語っていると思います。 最終滑走グループの6名をとってみても、 転倒や予定していたジャンプそのものが飛べないといったような大きなミスがなかったのは、荒川・村主だけでした。 最終滑走グループの演技直前のウォームアップの時から、 荒川選手はすごく落ち着いていて目立ってました。 ああ、これは来るな・・という感じでした。 次に落ち着いていたのが村主選手。 コーエンとスルツカヤはなんだか気持ちの乱れが見えるように感じました。 自分の演技ができるかどうか、そのことだけに集中できるかどうか、 今の自分の100パーセントを出せるかどうかが、勝負の分かれ目だったと思います。 スルツカヤもコーエンも金が欲しかった。 でも100パーセントが出せなかった。 演技を観ていて、胸が締め付けられるような思いでした。 これが、二人ともパーフェクトに近い演技をしての勝負だったら、 どんなにかよかっただろう。 荒川選手にはもちろん金メダルをとって欲しかった。 でも、スルツカヤ、コーエンにもとって欲しいような、・・それは荒川に勝って欲しいということではなくて・・なんか、そういう気持ちも同時にわいてしまいました。 うれしいのに、かなしいような・・・ものすごく複雑な気持ち。 それにしても、荒川選手、あの中であれだけの滑りをできるのは流石です。 SPもよかったけど、それよりも何倍もよかった!! スケートが凄く滑ってましたね。 ものすごく滑らかな滑りですごかった!! エッジの深さがものすごくて、体重もよく乗っていて、スピードがあって。 しかも、エッジの切り替えの時、 たいがいの選手はうまい人でも、小さなガタつきのようなひっかかりがあるものですが、 切り替えがわからないくらいの流れるようなスムーズさは卓越していました! 後半もスピードが落ちなかったのは彼女だけでしたね。 あんなてんこもりのプログラムを一つもとりこぼさずに余裕さえもって演じきったのは、本当に素晴らしいですね。 PCS(プログラムコンポーネンツ。いわゆる演技点)のスケート技術8点台! (しかもジャッジ全員)は彼女だけでした☆ コーエン、スルツカヤ、村主は、一人一人のジャッジレベルでは7点台後半~8点台で、平均7点台でした。 男子でも平均8点台はなかなかなのです・・。 今回のオリンピック、男子の得点はまだきちんと見れていないんですが、 2005年の世界大会でスケート技術で8点台が出たのは、たしかプルシェンコと本田武史くらいだったと思います。 高橋くんや織田くんでもまだ7点台。でもこれからもっと伸びるだろうから期待ですね。 そして村主選手!! 荒川さんのあの演技の後で、すっと自分の世界に入っていけるのは本当にすごい!! だけど、少し、いつもより、勝負のことがちらついてしまったかなあ・・。 後半少し脚にきていたけど、それをふりきるかのような演技。すごかったです。 テクニカルの面ではスルツカヤより上でした。 だけど、PCSが今回、SP・FSともに上位3人より低めにつけられているのが気になりました。 なんでなんかな・・・。納得いかない・・・。 低めとはいえ、5コンポーネンツはいずれも7点台だし高いのは高いんですが・・・。 そして、4位の村主と5位以下は、このPCSとその内訳(5コンポーネンツ)にぐっと差はあるのですが・・・。 うーん、微妙でした。 村主さんは、メダルとれてもおかしくない演技内容だったと思います・・。 スルツカヤは今回、集中力が乱れていて、演技内容がそれほどよくなかったんですが・・・。 SPも含め、スルツカヤに対する採点は、細かい点をひとつひとつチェックしてみあらためて思うに、 正直なところちょっと甘めなのは否めないような気がします。 スルツカヤは売りの一つのビールマンポジションの多用で、SPでは点を稼ぎましたが、 FSはそれでも村主よりTES(技術点)は低くなりました。 そしてビールマンポジションの質もそんなに綺麗に決まっていなかったし、 全体に堅くて、たとえば技のつなぎもいまひとつだったと思うんですが、 PCSが高く出るのはこれいかに・・・? ジャッジ一人一人を見ると、村主さんを2位に見てる人、2~4位の差をほとんどなく見てる人、スルツカヤをえらく高く見てる人に分かれますね・・。 ううーん。 悔しいだろうな・・村主さん・・・。 安藤選手。 4回転チャレンジはえらかった。もうちょっとで着氷だったのにおしい! みんな簡単に言うけど、4回転飛ぶと体力的にも身体にかかる衝撃もすごいらしいですよね。 後半、バテてしまってたいへんそうだったけど、最後までよくがんばったと思う。 この選手の演技で、こんなに胸が締め付けられるような思いになったのは初めてです。 ぜひ、今回の体験を生かしてほしいです。 もうすぐエキシビション。 オリンピックのエキシビションに荒川・村主の両選手が登場。 ソルトレイクでは本田くんのエキシビションが見れて感激しましたが、 今回は4人の中に2人も日本人選手がいる・・・ 本当にすごいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[注目☆] カテゴリの最新記事
|
|