道具[ヒラメ竿編/その1]
数年前の夏、コマちゃんと連立ってU町にヒラメ釣りに挑戦した。 当時、ヒラメ専用竿を持っておらず、J師匠から借りた「五目竿」で臨んだ。 大物では出なかったがヒラメ3枚、コマちゃんも2枚の釣果であった。 下船後、Mキャプテン(船長=後にいろいろお世話になる)から「専用竿持った方がいいよ。」とアドバイスされ、素直な不肖オニバン某は馴染みの釣具店に走る。 そこで手にしたのが、ダイワの「早技ヒラメM-260」。28,560円の大枚を叩いて購入した。↓ 選んだ理由は、比較的手ごろな価格設定ということも大きいが、三陸のヒラメ釣りは錘25~30号程度しか用いないため、これに適した竿をチョイスしたもの。 一般的なヒラメ竿(錘負荷40~80号程度)よりも細身で軽く、その分当然竿先の感度はバツグンであった。 弱点は、一日使っていると、持つ側の手(不肖オニバン某の場合、ヒラメは左手)の人差し指の付け根付近が痛くなる。竿自体の固い部分が、どうしても当たってしまう。 道具類に関しては、中古を買うのは好きではなく、そうした経験もないが、逆に下取りに出すこともあまり好まない。 ただし、この竿に関しては手の痛さに悩み続けたことと、新しい竿が欲しくなったため、3年前に手放している。 下取り依頼のため某釣具店を訪ねたところ、馴染みの店員さんが査定してくれた。 結果は、「店として買い取れる価格は6,000円です。」とのこと。 ところが思わぬ言葉が続く。 「オニバンさんの使っていた竿なら、自分で買い取りたい。8,000円でいかがですか?」と、逆交渉されてしまった。あらら(^◇^) 「では、間を取って7,000円にしましょう。」と、不肖オニバン某も心意気(?)を見せる。交渉成立だ! この竿で大物を揚げることはできなかったが、ヒラメ入門期の不肖オニバン某を鍛えてくれた竿だ。 今は、「思い出もあるし、持っていれば良かったな。」と少々後悔している。(*´◇`*)