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カテゴリ:読んだ本
作者:村山由佳 「おいしいコーヒーの入れ方」シリーズ第12作(セカンドシーズン2作目) 最初のうちは文庫本で読んでいたのだけど、追いついてしまってからは、文庫本が単行本の1年以上あとになるので、待てなくなって、2作くらい前からは、単行本を買うようになってしまいました。今回は(今回も?)主役の2人に大きな展開はありませんでした。お互いに安定してきているというか、その状況を軸に、ひとつ精神的に成長してきているように感じます。もどかしいまでに純情な2人が、お互いを大事に大事に思いながら、自分たちの気持ちをずっと育ててきている。彼女が鴨川へ住むようになってから、おそらく離れているからこそ、お互いのことをきちんと考えられるようになっているのでしょう。しかしそれにしても年1回の出版で、この展開ののんびりさ・・・ いや、もうこれがこのシリーズのペースなのだろうけど、お話なんだから、もうちょっとしゃきしゃきといろんな展開をして欲しいとも思い(苦笑)・・・まぁ今回は最後の最後に、何か変化を思わせるような一文があったし、サイドストーリーの方では、本編での“ショーリが気づいた予感”がきちんと本人から形になって報告されたので、それは変化ではあるんでしょうけどね。やっぱりいつも気になるシリーズです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年11月07日 09時45分35秒
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