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カテゴリ:読んだ本
作者:東野圭吾 この人の軽い探偵ものは楽しく読める。読みたいと思ったわけではなかったが、たまたま電車に乗る前に読むものがなくなって、駅の本屋で買った。 脳のリアリティーに関する研究をする青年をめぐるライト・ミステリー。主人公が一人称で語る話は少し前からの話で、それとクロスしながら今の彼のことについて三人称でストーリーが進む。その時間差がだんだん縮まっていくので(一人称の話が年月を進むので)、だんだんどっちがどっちの話だっけ?と一瞬混乱してしまったりして。 それでもだいたい理由がわかるようになりながら(ちょうど本人と一緒に今の主人公に起こった現象について解きほぐしていく感じ)読んでいくんだけど、最後にどうなるのかとか、彼の親友はいったいどうなっているのかとか、恋人とはどういうことになるのかとか(だってタイトルに「ラブストーリー」ってあるんだものね)、そのあたりを期待しながら読むと面白い。 重たい推理モノはあまり好きではないけれど、時間潰しとしてはちょうどよかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年11月04日 11時13分04秒
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