不自由人である私達のあり方。
奴隷とか奴隷根性などと書きましたが却って要らざる誤解を招く結果になったかもしれない。そんな風に思ったものですから、しつこい様ですが再び・三度と解説をいたします。実は、今回のタイトルにも表記したように私達現代人はその大半が「自らに由っていない」囚われ人だというのが私・草加の爺の主張なのです。迷信にとらわれ、風評に左右され、マンモン ― 現代の唯一の神・金銭に支配され己の本分を忘れ去っている「愚か者」がそれと意識しないで「アッケラカンと」毎日を送っている。自分こそはそんな馬鹿・阿呆とは全く無縁、とお気楽に考えておいでの貴方・貴女。そうです、あなた方こそ私の鋭い(?)舌鋒のまさしき標的なのですから、ご用心あれ!迷信とは無知蒙昧と考えられている大昔の人々ではなく、万物の霊長を気取り合理精神の権化を自認している私達・現代人こそが無数のそれに鼻先を掴まれて右往左往させられている犠牲者なのだ、と申し上げたいのです。クレグレも誤解の無いようにおねがいします。現代こそは様々な迷信が幅を利かし、跳梁跋扈している時代に典型なのでして、遥か遠い時代の過去話に過ぎないなどというとんでもない思い違いは即刻止めて頂きたいもの。現代の迷信、数えだしたらそれこそ枚挙に暇が無い。説明するのはいとも容易いことなにですが、次回までの宿題と致しますので皆さん方ご自身の優秀な頭脳で、一遍考えてみて下さいませんでしょうか。思っている以上に難しい仕事かも知れませんので……。